・TH ページ27
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20XX年 11月21日。
夕方5時。
俺は医務室を訪ねた。
ノックすると
白衣姿の
チェ・A医務官が出てきた。
A「入りなさい。」
テヒョン「うっす。」
昨夜
ユンギさんにそそのかされて
このオンナを襲おうとしたら
逆にスタンガンでビリリとやられて・・・
気づいたら男の医務官に心配そうに覗き込まれてて(汗)
で、
今日は
A医務官からここへ呼び出されて
きた。
A「座って?」
診察用の椅子に座るように促された。
A「ゆうべはごめんなさい。
体調は大丈夫?」
------複雑な気持ちだった。
この女
感情あるのか?
テヒョン「おかげさんで、
気分悪い。」
すると
A医務官は申し訳なさそうに言った。
A「手荒なことして、
悪かった。
ごめんなさい。」
俺は
罪悪感にかられた。
だが、
実際
このオンナが俺をここに連れてきたせいで
俺は彼女も失ったし
世間の信頼も失ったわけで・・・
「腹いせ」でやってしまったことは否定できない。
謝罪の言葉。
素直に言い出せずにいた。
テヒョン「あのさ?」
俺に話しかけられると
A医務官は
優しそうな眼差しで
俺を見た------。
------どきりとした。
A「なに?
言ってごらん?」
テヒョン「、、、
なんで
あんた
こんな仕事してんの?」
つくづく
綺麗な顔だった。
A「言ったでしょ?
私のカラダは
綺麗じゃないって…。」
!
A「12歳の時に
知らない男に
乱暴されたの。」
!!!
テヒョン「え、、、。」
一気に
心を持って行かれた。気がした。
A「それだけじゃない。」
A医務官の顔が
細かく震えた。
A「私が失ったのは
私のカラダだけじゃなかった。
現場を目撃してしまった
幼い妹の
命も
その男の手によって
失ったのよ。」
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作者名:life | 作成日時:2017年9月5日 14時