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「ごめんね、A」
「ん？なんで凪が謝るの？」
新学期を迎えた、進級出来たと大喜びで電話をしてきた凪
楽しい話をしてきたかと思いきや
凪「私、美勇人先輩に説教っぽいことしちゃって」
「説教？」
凪「Aに会った次の日には日本に帰って来てたの。
謙ちゃんが迎えに行くって言ったからそれに着いてって
ご飯食べてる時あまりにもイライラし過ぎて美勇人先輩に
当たっちゃったんだ」
「、、、そっか」
凪「それに、帰国してたこと今まで言えなくてごめんね。
口止めされててさ？でも伝えないと、って思って」
「凪は、優しいね」
凪「えっ？」
どんなに大切な友達でも
そんな相手の彼氏、彼氏だったとしても
容赦無く思ったこと伝えてくれるなんて
その辺探したっていないよ
不器用な私、それに美勇人にとったら
凪と安井先輩に出会えたことは
本当に幸せなことだと思う
「私こそ、ごめんね。
でももう大丈夫だから(笑)
今はやりたいことも見つけて少しずつだけど
色んな人に助けてもらいながら頑張ってるから」
凪「そんな、、、。
Aは本当にこれでよかったの？
今、無理して笑ってるよね。
本当にやりたいことだけに目を向けてていいの？」
「こっちに来たからには目標も掲げないとさ？」
凪「無理しないで？ねえ、A」
「ん？」
凪「好きなんでしょ？
美勇人先輩のこと本当は」
「えっ？そんなわけ」
凪「お互い好きなら別れなきゃよかったのに」
その言葉には一体どんな意味があるの？
美勇人は私のことを嫌いになったからだよ
それ以外に別れる理由なんてもうないの
私はもう、好きじゃない
はず
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作者名：MIZUHO
| 作成日時：2018年1月21日 1時
