シロツメクサの花冠 (ページ49)

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Shintaro.

ジ「A元気無いね」

『朝からずっと。
なんなら昨日部屋の電気一回も付いてない』

朝、いつもの様に一緒に登校したけど

体調悪いのかってくらい静かで心配

莉「流石の私も聞き出すに聞き出せないんだよね」

北「今までで1番じゃない？あんなに元気無いの」

莉「いつもならお菓子あげればなんとかなってたんだけどね」

『んー』

誰しもが心当たり無いからこそ怖い

樹「なあAいる？」

北「いるけど、お前どこ行ってたの」

樹「トイレと自販。でさ、あれ」

ジ「うわー、永瀬今来る？来ちゃう？」

樹「なんか話したいことあるらしい」

莉「いつもなら声掛けに来るくせに何」

教室のに入って壁にもたれて俺達を見てくる

見てくると言うか軽く睨みつけてる様にも見えるけど

樹「A、永瀬が呼んでる」

「今無理」

樹「なんかマジの急ぎらしいよ」

「、、分かった」

そう言って立ち上がり、永瀬のいる方へと向かったA

ジ「えっ？」

莉「なんで？すんなり行ってんじゃん、、」

周りの人は、2人が一緒にいる姿を見て

悲鳴を上げたり、キャッキャしたり

俺にとったらその光景は最悪でしか無いのに

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