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フーゴさんサイドです！
……
ブチャラティが、言い出したのだ。
「スタンド使いかもしれない、」
と。それだけだ。だから、役にたつかも知れないから、観にいくだけだ。
なのに、こんなにも、視線が奪われる。
コロコロと変わる彼女の表情。
度々見せる、切なそうな表情。
曲が変わる度、彼女は、幸せそうに踊る。
なんだろう。心の底から、楽しいと思った。
みんなといる時も勿論楽しい。
けど、これは、それとは、違う。
観客は、彼女をズッと観ている。
彼女も、観客を見ている。
……そんな時、目があった。
いや、正確には僕じゃない。
きっとブチャラティだろう。おかっぱ頭は、この世代、珍しいしな。
けど、僕達だけに合わせられた視線は、
僕を夢中にさせるには充分だった。
僕だけじゃない。ナランチャも、ミスタも、ジョルノも、ブチャラティも、アバッキオもだろう。
クリクリとした大きい目。
白い、透き通った肌。
長いまつ毛。
桃色の、明るい頬。
そして、目と目があうと。
花が開くように、笑顔が浮かんだ。
……僕は率直に思った。
彼女は、美術品なのか？と。
それほど整っていて、綺麗だ。
美人でもあるし、可愛さもある。
完璧すぎる。
もう人間じゃないだろう、これは。
ナランチャなんかは、いつもならうるさく騒ぐはずなのに、
「めっちゃ可愛い……」
とポツリと言った。
ミスタなんかは、身体を前のめりにしているし、
アバッキオは、無言で眉間にしわを寄せ、ガン見している。
ジョルノは、双眼鏡を使い、彼女を見ていた。
ブチャラティは、にこりと幸せそうに微笑んでいる。
……少し、休憩の時間があった。
たった5分程度だろう。なのに、
「マジで可愛くね？？スタンド使いでありますよーに！！」
「女神サマだろ？！あれ！！超カワイー！
仲良くなりたいなァ〜……なぁ、ブチャラティ！！
スタンド使いじゃなくても仲間にしよーぜ！？？」
話は、全く終わらなかった。
同じ話題で、こんなに話が続いたのは、初めてなのではないのか？
それくらい、虜にされたんだと、再確認した。
……耳が熱い。どうしても、隣に立ちたい。
欲望が、膨れ上がってくる。
_________
お星様ついてました！ありがたや！
拙い文ですが、これからもよろしくお願いします！
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寺 - すみねさん» なんっ…だと！？？なんだこの、心温まるコメントはッ！！！クソッ、まさかDIOの刺客かッ…！？ここまで心温まるコメントは読んだことがないッ！涙ッ！流さずにはいられないッ！ありがとうございます、嬉しさのあまりニヤケが…更新クッソノロマだけど頑張ります！ (2019年12月29日 8時) (
レス) id: f9ba4140a1 (このIDを非表示/違反報告)
すみね(プロフ) - めちゃくちゃ文章構成もしっかりしてて読みやすく面白いのにこの作者さんの低姿勢…身勝手ながらそれ相応の歳を想像してたら意外っ！それは歳下っ！なんということだ…これからも更新、作者さんの無理ないペースで楽しみにしてます (2019年12月27日 22時) (レス) id: 4d1151fa55 (このIDを非表示/違反報告)
寺 - ゆめさん» 本当ですか！？ありがとうございます！リクエストなどがありましたら、是非よろしくお願いします！すごく嬉しいです！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: dd1e397db1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - まって、とても面白い！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: 8bc30f3fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寺 | 作成日時：2019年11月17日 18時
