リボーン～真実の大空～ (ページ5)

今日:3 hit、昨日:13 hit、合計:5,814 hit

第1話アイツらも懲りないねぇページ5

ドカッ！

バキッ！

鈍い音が鳴り響く

放課後の屋上で数十人の少年達に殴られたり蹴られたりしている少年がいた｡

一人は腹を蹴り､一人は殴り飛ばしたり､一人は嘲笑ったりしている｡

服はボロボロで所々､血が滲んでいる｡
頭からは血が出ていて髪に血が染み込んでいる｡

しばらくして､少年が､ピクリ､ともしなくなると興味を無くしたのか､ゾロゾロと屋上から出ていく｡

少年達が遠退いた後､その少年に話しかける一人の男がいた｡

恭｢……綱吉｡いい加減起きたらどうだい？｣

そう声をかけると､少年はムクッと起き上がった｡

綱｢アイツらも懲りないねぇ｣

と背伸びをしながら笑ってる｡

恭｢抵抗しないからアイツらが付け上がるんだよ？｣

綱｢いいんだよ､恭弥｡どうせ明日にはいなくなるんだから｣

恭｢……まぁね｣

綱｢じゃあ､明日頼むよ？｣

恭｢わかったよ｣

じゃあ､と言い綱吉は屋上から出ていった｡
綱吉が出ていってしばらくした後

恭｢はぁ……無茶しすぎなんだよ｣

全く､以前の仲間を傷つけたく無いから抵抗しない｡

アイツらは綱吉を傷つけてるのに

･

･

･

"ただの遊び"じゃすまない｡

刀傷や火傷をずっと負っている｡

最低だね｡……ボンゴレは

『真実』は､綱吉を傷つけた事を許さない｡

僕達の｢空の王｣を傷つけた事を､後悔するといいよ｡