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「どうするんですか、このままじゃゲテモノ出来ますよ」
「私じゃねぇだろ犯人」
「間違いなく野薔薇だな」
「私だけじゃないっつーの!」
「すじこ」
私はスケッチブックを見て、少し微笑ましくなった。形の違う字体がそれぞれ意見を言っていて、個性を感じる。
「最強、か…」
ふと、五条さんの顔が思い浮かんだ。五条さんの力は参考になるのだろうか。
「(いやでも、多分強すぎてついていけない。人としての範疇飛び越えてるって言うか…)」
「Aさんはどんな呪霊がいいの?」
「えっ、私?」
急に話を振られて、ただただ空を仰いで、考える。
「…意思疎通出来て、強ければいいなって思ってるよ」
「それって、丸々人間みたいにってこと?」
「そうだね。人間と見た目の構造が変わらなければ扱いやすいかも」
「その時は顔の良い男にしてちょうだいね」
「それは私の腕前次第かなぁ…」
数十分の雑談も終え、皆さんが練習に戻ったところで、また構想を練った。
人間に近い呪霊を作る。強く、忠誠心を持った呪霊を。
その為には、より多く、質の高い呪力を持って核を作らなくてはならない。
「(…五条さんが帰ってくれば、自分の正体がわかる。もしかしたら、もっと強くなれるかもしれない)」
どうなるか分からない先の事だけれど、思うままに進んでみようと思った。
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作者 - 紅葉さん» 弐の方にもコメントしてくださっていたんですね!気づくのが遅れてしまってすみません!読んでくださってありがとうございます! (2021年2月24日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 五条先生の創作アルバム怖いですね……最後のセリフで「ヒェッ」ってなりました……。面白いです! 真希さんのツンツン具合がまた好き……続き読んできます (2021年2月22日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ゆうなさん» わっ、本当に申し訳ございません…。修正させていただきました!今後も当作品をよろしくお願いします! (2021年2月6日 23時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - いつも楽しく読ませて頂いています!あの、22話くらいから、名前変換ができなくなっている気がします。華瑠→華琉になっているからだと思われます!此方の不具合でしたらすみません…これからも応援してます!! (2021年2月6日 11時) (レス) id: 3ecb08afbf (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年1月26日 23時