12話 : 料理 ページ12
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「家入、皮むき器は大丈夫そうだ」
「そう?あ、五条それもう剥かなくていいから」
「は?まだ茶色いだろうが??」
「そこは切るからい〜の
はい、次!」
などと文句を言いながらも、手を動かす2人。
Aが口を開いても、まともに話していないことを考えてると、今まで普通の境遇にいなかったのは確実だろう……、
明日にでも、夜蛾先生にAについて教えてもらおう
少しでも仲良くなれるといいな
などと考えながら、4人は作業を進めていく。
あの後材料の下処理を終えると、五条に残りは一人でやってもらおうという話になったが、肉を一瞬で黒炭に変えてしまった現場を見てしまったため、結局4人で調理をした。
いや、主に夏油が調理した。
「あと数分煮込めば完成だね
悟、少し火の番をしてくれ」
「は?俺いま休憩し始めたばっかりなんだけど?」
「元々は君の仕事だろう?私たちは手伝っただけだ。
最後くらいは君がやってくれ」
と夏油に言われると、しぶしぶ立ち上がり、夏油と交代する。
夏油は先程まで五条が座っていた場所に座り、元々から座っていた家入とAを見る。
「なんの話しをしていたんだい?」
「ん〜?
今更だけど、目隠ししてるのに見えてるの不思議だね〜って」
と家入の発言に、夏油は確かにと思う。
目隠しの布は恐らく光を通さないものだろう。
その上、二重いや、三重に巻かれているのにAな難なく行動出来ている。
「A、これは何本か分かるかい?」
と3本指を立てて、Aの前に見せる。
Aは首を傾げながら、夏油と同じように3本指を立てた。
「確かに、不思議だね」
「ね〜、どーゆー仕組みなんだろ
目のところだけ見えるようになってるのかな」
等としばらく談笑していると、奥から
「おい、傑!?
なんか、ブクブクいってるんだけど、これどうすればっ?!」
と慌てる五条の声が聞こえる。
「もー、五条ほんと役に立たない。
火を切ればいいんだよ」
と五条への対応を家入が行ってくれる。
傑はAの方を見て、
「私たちは先に席に着いておこう」
とAに手を差し出し、声をかける。
しかし、Aはその手を無視して1人席に着いた。
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さくら(プロフ) - コメント失礼します!読めることが嬉しいので、ルーシェさんが書きやすい方で、大丈夫です!!更新頑張ってください! (2020年11月15日 0時) (レス) id: af1bba7450 (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ - コメント失礼いたします。更新方法についてですが、他の皆様もおっしゃっているように私も作者様のしやすい方法がいいと思います!ただ、個人的には本誌の時間軸のも読みたい、、という葛藤もあります、、どちらでも応援しています!頑張ってください(^^) (2020年11月14日 20時) (レス) id: 621bb75200 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 初じめましてっ!!いつも更新楽しみに読ませてもらってます!!私は分けても分けなくても喜んで読みますっ!ルーシェさんが書きやすい方で無理ない程度にできる方で…。この作品めちゃめちゃ好きです!!更新頑張ってください!! (2020年11月14日 20時) (レス) id: a001c22ffc (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - ただ原作編の夢主が現作品から何か変化(性格とか考えとか)があった設定であった場合、ちょっとネタバレ感あるかな?と。個人的にはどちらでも嬉しいので作品さんの負担にならない方でお願いします!長文失礼しました。応援してます!頑張ってください! (2020年11月14日 19時) (レス) id: 14272ccc3a (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。アニメ最高ですね!発狂して怒鳴られました笑この作品もめっちゃ好きです。作品のことですが出してもらえたら全然読みます!むしろwelcomeです。 (2020年11月14日 18時) (レス) id: 14272ccc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルーシェ | 作成日時:2020年10月26日 1時