アイドルが無双しちゃっていいんですか！？

じゅうなな ページ19

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「サナさん、スタンバイお願いします！」

スタッフに言われて舞台裏まで歩く


「今日のコンサートはいつもより気合入れていこ」

今日のライブは悠仁、野薔薇、恵を誘っている。

マネージャーから３枚とってもらっていたもの

先日の初任務で死線を潜った仲間を呼んだ

五条先生に「僕のは？」と聞かれたけど３枚しか無いのだから仕方ない。

自分で買って下さいとだけ言っておいた。


今回は大規模コンサート。人が大勢いる中での演出。

リハで少し見たけど流石だった。演出が凄い


バックダンサーの方々もスタンバイOKのようだ


曲のイントロが始まる

先にバックダンサーから出る演出。私はその真ん中からとび出るという派手に現れる演出だ

「…フゥ」

深呼吸をして心拍を抑える。

ドキドキしてる。呪霊を祓うときもドキドキしてるけどそれはまた違ったドキドキだ。


アイドルしてるときは高鳴る感じ


「サナさん、そろそろです」


台の上に乗り前を向く


３、２、１…


ドォォンという派手な音と共に私はステージに現れる


その瞬間どっと歓声が湧き上がりステージに立っていながらも圧倒されそうになる。


「ワァアァァァアアァア！！！！！」


男性と女性の歓声が交わりさらに大きく感じる。私は男性にも女性にもウケるらしい


思いっきり息を吸って歌い出す


「〜♪〜♪〜♪」

最初の曲は盛り上がるアップテンポな曲から


元の世界で歌ってたK-POPの曲を日本語に訳して少しアレンジしたものを今は新曲として出している


元の世界でも人気が出た曲だったからこっちの世界でも爆発的な人気が出た

「〜♪〜♪〜♪……。」

一曲目が終わると口笛や歓声があがった

「どんどんいくよー！」

―――。
(虎杖side)

「きゃぁああ！！サイッコー！！！」

隣で釘崎が歓声をあげてる

初任務を一緒にやり遂げた仲間だから、ということでAのコンサートのチケットをもらった。

こんな大規模なコンサートのチケットなかなか取れないのに、というか、Aのコンサートのチケットはどれも人気すぎてとれればラッキーなのに俺らの為に今回は取っておいてくれたらしい

俺も一度行ってみたかったAのコンサートだから素直に受け取った

「Aーー！サイコー！！」

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