【呪術廻戦】くいーん・あい【五条悟】

6話 side you ページ7

『ン…んん…』


久しぶりにゆっくり寝た気が…


『じゃなぁぁぁい！！！』


「うるさい」


焦って飛び起きれば、何かで頭を叩かれた。


『いてぇ！って硝子？』


家「Aさん倒れるまで仕事する癖何とかしてくださいって言いましたよね？」


『はい…すいません。』


家「しかも今回は狗巻に担がれてくるとか…教師としてどうなんですか？」


ベッドの上に正座させられ硝子から説教を受ける。


『不徳の致すところであります。』


のそのそとベッドから降りようとすれば、すかさず押し戻された。


家「Aさん？」


『硝子ちゃん…？お顔が怖いなぁ？』


家「ちゃんと寝ろっつってんだろ？」


『だってっ』


家「だってじゃない！」


『もう元気だし、仕事しなきゃ…』


硝子と押して戻しての格闘を繰り広げていれば、医務室のドアが開いた。


「おかかー？」


顔を出したのは2年のメンバー。


真「あれ、起きてんじゃん。」


狗「高菜？」


パ「やっぱりまだ体調悪そうだな。」


『棘、迷惑かけてごめんね。』


狗「ツナツナ」


家「こんだけ心配かけてんのに、もう仕事戻ろうとしてんのよ。あんた達からも何とか言ってやて。」


真「Aさん、無理は良くねーよ。年なんだから。」


パ「真希、本当の事は言ったら傷ついちゃうだろ？オブラートに包めよ。」


狗「高菜」


『おいこらお前達。アラサー舐めんなよ！女は30過ぎてからが勝負なんだよ！そこから成熟していい女になんだよ！』


家「んじゃ成熟するまで寝といてください。」


『硝子も酷いッ！泣いちゃう！』


パ「30のおばさんが泣いちゃうとか可愛くないからやめとけよ。」


『パンダの中身引きづり出したろか‼』


真「んだよ、いつもは悟にもっと酷い扱い受けてんだろ？」


『五条君のあれは愛情表現だから。おこちゃまには分からない大人のプレイだから！』


狗「おかか…」


真「まじで頭イカレテんな。」


パ「仕事は出来るのに、残念だよな。」


家「悟の何がいいのか知らないけど、可哀想だよAさん。」


『え、なんでみんな私の事そんな目で見るの？やめてよッ惨めだって気がついちゃうでしょ‼‼だれかーーー悠仁呼んできて！マイ癒しの悠仁―！！』


ジタバタとベッドの上で暴れていれば、再び誰かが入ってくる。


「ちょっとー、そんなに元気なら早く戻って仕事してくんない？学長が僕に仕事回してくるんだけどー。」


顔を出したのはいつも素敵な目隠しの彼でした。

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