結界 ページ7
「あるけれど、教えなくていいだろう」
「教えなくてもいいほどどうでもいい話なら、教えてもいいんじゃないですか?」
めんどくさい屁理屈……まあ、しつこくなりそうだから教えてやろう。
私はため息を吐きながら話し始めた。
「結界の持ち主以外の者が、結界を壊す方法は一つだけある。それは、恋をしている者が結界に触れることだ」
「恋をしている者?」
「結界の持ち主が恋している者ってことだ」
「なるほど。すり抜けるのと壊すのはなにか違うんですか?」
「壊れる時は、結界にヒビが入り割れるらしい。
こんなの教えても何にもならないだろう。なぜなら私が恋をすることなどあり得ないからだ」
「試しに結界を触らせてみてはどうですか?」
カリブーの言葉につられ、結界を入間銃兎の目の前に張った。
入間銃兎は結界を触るが、結界はビクともしない。
「全然通りませんね」
「当たり前だろう。この結界が壊れる日は永遠にこない。
……そろそろ帰ってくれ」
「はい。たくさん良いことを聞けましたので、そろそろ帰ります」
そう言って入間銃兎は、ドアへ向かっていった。
「ではまた今度」
入間銃兎は帰って行った。
一週間後、入間銃兎は同じ時間に魔王城に現れた。
今度は入間銃兎が人間の話をし、彼は帰って行った。
彼が来る曜日はバラバラだった。そんな日々が三ヶ月続いたが、未だに入間銃兎へのイメージは変わらない。
私は未だに世界征服を企んでいる。
ある日、事件が起きた。
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ボムサ(プロフ) - *つむり*さん» わかりましたか? (2021年6月30日 23時) (レス) id: 30c887b2ae (このIDを非表示/違反報告)
*つむり*(プロフ) - ボムサさん» なんとか絞り出してみます……!! (2021年6月28日 17時) (レス) id: a3e5e92948 (このIDを非表示/違反報告)
ボムサ(プロフ) - *つむり*さん» 気づいてください〜〜! (2021年6月28日 17時) (レス) id: 30c887b2ae (このIDを非表示/違反報告)
*つむり*(プロフ) - ボムサさん» そうなんですか!?このコメントを頂いてから少し考えてみたものの……。押韻をさがせ!ですね(笑)もう少し思考を巡らせてみます……!! (2021年6月28日 17時) (レス) id: a3e5e92948 (このIDを非表示/違反報告)
ボムサ(プロフ) - *つむり*さん» 実はもっと踏んでだりしますよ (2021年6月22日 17時) (レス) id: 30c887b2ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ボムサ | 作者ホームページ:http://user.nosv.org/p/tyantoneyou/
作成日時:2021年3月19日 17時