Prologue2 書かれていた記憶 ページ2
「……!?」
本を開いた途端に青ざめるA。
「…な、無い…?無いです、無いです無いです!」
ミカコ「無いって…何がですか?」
「この本には、この国の【記憶】が全て書かれているのですが…
消えているんです。全て。何もかもが…。」
ミカコ「記憶って…。」
「信じられないと思いますので、証拠をお見せするです。」といい本棚から取り出したのは
「ミカコ・スズカゼの記憶」という本。
開くとミカコの記憶全てが綴られていた。
ミカコ「ほっ、本当だ…!私が生まれた時の記憶や、初めて館に来た時の事…
あ、あんな事まで!」
ミカコが一人感動していると、ページの空白部分に「ミカコが記憶の本を読んだ記憶」が
一瞬にして書き込まれた。
ミカコ「わっ、すごい…!」
パキンッ
何かがはじける音がしたと思えば、ミカコの記憶の本の中身がすごい速さで消えていく。
記憶の本が消えるという事は、その記憶の持ち主の記憶も消えるという事だ。
「!?なんで…。」
ミカコ「…あれ?私、なんでここに…。
…!だ、誰ですか…?」
「…え…?」
Aを見て名前を聞くミカコ。
ミカコの記憶の本の中身からは、Aの事や館の事も消えてしまっていた。
そして
ミカコ「此処は何処?私は誰?わたしは…だぁれ?
だれだれだfglnhれだれhghダ;レダレdrfgeaqdrdだだだだだだ
だだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ」
狂ったように言葉を発した後、糸が切れたように倒れてしまったミカコ。
「そんな…全ての記憶が…」
ミカコの記憶の本が消えてしまったと同時に、館の中にある全ての記憶の本が
全て消滅してしまった。
「そんな…記憶が……皆が…」
悲しみを通り越し、何も考える事が出来なくなっていたAの前に
見かけない本が置いてあった。
「…?なんでしょうか、これ…。」
題名には、【スマッシュブラザーズの記憶】と書かれていた。
「記憶の本…!?さっきので、記憶の本はすべて消えたはずじゃ…!」
急いでページをめくり、とあるページを凝視する。
「!? なんで…。」
刹那、まばゆい光に包まれ、幼女は……消えた。
《Aの力が必要なんだ。助けてほしい。》
「なんで…私の事を――」
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アヤ - とっても面白いです。更新頑張ってください。 (2019年3月23日 20時) (レス) id: 3795757b52 (このIDを非表示/違反報告)
リィナ - とても面白いです。 (2015年2月17日 22時) (レス) id: 7ed1b4ea9f (このIDを非表示/違反報告)
柳犬 - 更新頑張って下さい(>_<) (2014年12月5日 21時) (レス) id: 1fd0077a60 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよよ☆(プロフ) - 柳犬さん» 返信遅れてすみません!応援ありがとうございます!人型キャラとも頑張って絡めていきたいですね…ちなみにこの話の後の日常編は、人型もジャンジャン絡ませる予定ですよっ♪ (2014年10月30日 23時) (レス) id: bd9ba4a499 (このIDを非表示/違反報告)
柳犬 - これすごい面白いです!!応援してます!更新頑張って下さい!ちなみに私はリンクが好きですね(*´▽`*)← (2014年10月25日 19時) (レス) id: 1fd0077a60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽよよ☆ | 作成日時:2014年9月27日 23時