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アローラ!と十二声。 ページ14

まるで餌を前にしたゴンベの様に目を輝かせて食いついてきたのはやはり女子。
「誰なの!?」「何処で会った!?」「どういう感じの子!?」と
普段おとなしいほうのスイレンやリーリエまでもが目の色を変えて問い詰めるのだから
恋バナを前にした女子とは恐ろしい。

カキが正直答えに詰まっていると、呑気な「アローラ!」という声が。
全員が席について、挨拶を返す。

教室に入って来たのは、ククイとサトシ、ピカチュウにA。


ククイ「今日からサトシも、ポケモンスクールの仲間だ。
  分からない事があったら手助けしてやってくれ。」

サトシ「オレ、ポケモンマスターを目指してるんだ!こっちの事、色々教えてくれよな!
  よろしく!!」

「ぴっかっちゅう!」


元気に自己紹介をした所で、ククイが「ところで」と切り出す。


ククイ「実はもう一人、新しい仲間がいるんだ。」


その言葉と共に、Aがひらりと宙へ飛ぶ。
くるりと宙返りをしたかと思えば体は青紫の炎に包まれ
次にその脚が床についた時、彼女はサトシよりも少し背の高い「少女」の姿となっていた。


「えーっと…Aです。今日から此処で一緒に学ぶ事になりました。
 ワケあってポケモンにも人間にもなれるけどあまり気にしないで欲しいかな。
 好きな食べ物は美味しいもの。趣味は…ポケモンと一緒に寝る事?かな。
 宜しくお願いしまーす。」


ゆったりとお辞儀をすれば、またもや褐色肌の男子…カキと目が合う。


(なんかよく目が合うなぁ)


そんな呑気な事を考えていると、少年は後の気と同じく気まずそうに視線をそらしてしまった。



(((わっかりやすいなー…)))



マオ達がそんな事を考えているとも知らずに。



・・・・・・・・・・・・・・・・


呑気でおっとりしてる夢主ちゃんは色沙汰ごとに鈍そう。
ただでさえ鈍感なサトシとずっと一緒にいるからそういう感覚が余計にマヒしてそう。ヤバい。

アローラ!と十三声。→←アローラ!と十一声。



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設定タグ:ポケモンSM , アニメ沿い , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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白銀水龍(プロフ) - 面白かったです!いつか復活できるように頑張ってください。 (2020年1月11日 19時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - とても面白いです!!!更新頑張ってください!楽しみに待ってます!!!!! (2020年1月4日 15時) (レス) id: 3da9a90428 (このIDを非表示/違反報告)
零花 - とーってもこの小説面白いです!こうしんがんばってください!応援してます!! (2017年8月4日 20時) (レス) id: cd62e2248c (このIDを非表示/違反報告)
ユリノハナ - こ、更新頑張って!! (2017年7月15日 6時) (レス) id: 7a921ac693 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 0c16c37c5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽよよ☆ | 作成日時:2017年3月9日 23時

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