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電話の向こう ページ18
電話の向こうは静かだった。
A「千夜？」
千夜「……そう。Aも櫻井君の事好きなんだ。でも、どうして言ってくれなかったの？」
A「千夜が好きだったって知ってたから。」
千夜「私に遠慮してたって事？」
A「簡単に言えばね。」
千夜「どうしてよ！？言ってくれたらよかったのに！」
A「親友じゃなくなるのが怖かったからよ。」
千夜「そんなことある訳ないじゃない！私はずっとAの親友だと思ってるわよ！」
A「私は怖かったの！翔の傍には誰かが居たの！」
千夜「だからって！」
A「じゃあ千夜は私が翔の事を好きだと言っても私の親友でいてくれたの！？」
千夜「そ、それは！」
A「ほらね？だから言うのはやめたのよ。」
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作者名：深山径 | 作成日時：2020年4月12日 17時
