【銀魂】十年後の現在２

第45話　斬ってかわしてジャンケンポン ページ9

「ただの殴り合いじゃねーか！！」


隊士の誰かが叫ぶ。


バキッ ボコッ 「もがぁぁ」←


殴り合いを続ける二人は場外に出ていってしまい、隊士達が慌てて退く。


「だからルール守れって言ってんだろーがァァ！！」


この二人でも決着がつかないとすると…


一戦目 ゴリラVSお妙さん＝無効試合

二戦目 沖田VS神楽＝決着つかない


銀時VS土方にかけるしかない…


新八も気が付いたのか声を発した。


「しょーがない 最後の対決で決めるしかない

　銀さっ…」


『オ"エ"エ"』


ズコッ


二人が戻した直後新八はズッコケる。

コントのように。


「オイぃぃぃ！！何やってんだ

　このままじゃ勝負つかねーよ」


ズッコケちゃったじゃねーか と叫ぶ新八。


「心配すんじゃねーよ 俺ァ まだまだやれる

　シロクロはっきりつけよーじゃねーか」


ヒックと銀時は地味に格好いい事を言う。


「…いや 叩いて被ってジャンケンポン にドンだけ命掛けてんのw」


「このまま普通にやってもつまらねー

　ここはどーだ 真剣で“斬ってかわしてジャンケンポン"にしねーか！？」


「上等だ コラ」


「斬ってかわしてジャンケンポンって当たったら痛そう…」


「そんな呑気なことじゃなくて当たったら終わりですよ…」


「最後の対決が“最期"の対決に…」


「ホントに命掛け始めましたね…うん」


『バカだ あの二人』


と まあ見事にハモる。


「お前さっきから[上等だ]しか言ってねーぞ

　俺が言うのもなんだけど大丈夫か！？」


「上等だコラ」


「いくぜ」


『斬ってかわして』


「ジャンケン」


『ポン！！』




「銀時が…チョキでマヨラーさんがパー…！」


「とったァァァァ！！」


ザンッと銀時が刀を振るう。


チラッとAが横を見ると地味コンビがあんぐりと口を開けていた。


ズゥンという音と共に何かが倒れる。


「心配するな 峰打ちだ

　まァ これに懲りたら もう俺にからむのはやめるこったな」


そこに倒れているのは桜の木。



反対に…


「てめェ さっきからグーしか出してねーじゃねーか

　ナメてんのか！！」


定春とジャンケンを続ける土方さんが…


「これぞ酔っ払いの喧嘩…

　まあ変な事にならなくて良かったよ」


「そうですね…一緒に飲みましょーか

　グチを肴にして」






＿父上


やっぱり花見は大勢でやるものですね


父上が亡くなって以来です


こんな楽しいお花見は









『アレ？ここどこ？』

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ごめんなさい→←神威誕生日おめでとォォォ！(ﾈﾀﾊﾞﾚあります。気を付けてください)

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