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裏側キューピッド ページ9

「配信切ったよ」
『お疲れ様』
「お疲れ様でした〜!」



「ねぇねぇ!二人とも付き合ってるって本当なんだよね!?」
「うん?まぁね」
『ちゃんと電話で説明したじゃん』
「そうだけど!ちゃんと二人の口から聞きたかったの!キューピッドとして!」

翔さんと付き合うことになったあの日の夜、相談に乗ってくれたサラには交際の報告をした。電話口からでもわかる歓喜と高揚は凄まじかった。

「あぁ、そう言えば星川に相談してたって言ってたね」
『うん。私の周りでこういうこと相談できる人って少なくて』
「企画で恋愛相談とかしてるもんなぁ」
『実際助かったよ、凄く』
「へぇ……んじゃあ改めて」

「美乃と付き合うことになったから、他言無用でよろしく」
『サラはそういうことしっかりしてる子だと思ってるけどね』
「〜〜…!おめでとう!!!誰にも言わないよ!二人がこれからも伸び伸びと付き合っていくためだもん!」

私達が交際していることを知っているのは、サラと神田さんとフミさん、後は翔さんが相談していたアラサーランク帯の皆さんと、私と翔さんのマネージャー、運営の数人と社長。
交際しているからといって必ず結婚できるとは限らないし、お互いが悪意に晒されないためにも、暫くは様子を見ることになった。

勿論、話を聞いたライバーの皆はそれを理解しているから、基本的に知っている者同士のDiscordでしかその話題を出さない。

そして、サラからの質問攻めの嵐が始まった。
どこかデートには行ったのか、電話をする回数は増えたのか、寝落ちもちもちはしたのか、等々。
早口オタクのようなテンションのサラに釘を刺すようで悪いのだが。

「俺らまだ付き合って2週間とかなのよ」
『そこまで何かするほど時間ないんだよなぁ』
「え〜!?デートは!?」
『まずあれから対面で会ってない』
「お互い仕事がね」

「電話は!?」
「配信のことをたまに話すくらい?」
『あとは歌動画見てもらったりとか?』
「そうね」

「まぁこれから愛を育んでいくってことね!」
「そういうことにしといて、うん」
『ペースがあるから、ペースが』



『そういえば社さんたちは何か言ってた?』
「いや、ずっと冷やかされてたよ。一番テンション上がってた社さんは酔い潰れて寝たし」
「#起きろ社じゃんww」

【凸待ち】誕生日なので凸待ちしませんか【にじさんじフミ】→←・



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ヨッシー(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです! (2023年5月13日 21時) (レス) id: f4f0a0a1d1 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - このシリーズとっても面白くて大好きなんです!更新頑張って下さい! (2023年5月13日 19時) (レス) @page33 id: c43a5d752c (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - 栞華さん» コメントありがとうございます!やっと界隈が落ち着いて私も一安心してます。 (2023年3月15日 18時) (レス) id: 95ee8f64c0 (このIDを非表示/違反報告)
栞華(プロフ) - 待ってました!!公開ありがとうございます!! (2023年3月15日 18時) (レス) id: ccdafaece3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨッシー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/  
作成日時:2023年2月10日 19時

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