検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:70,480 hit

第百七十四訓  こんなToLOVEるは嫌だ ページ21

noside



廊下を走らずにゆっくり歩きながら病室に向かうA。



コツコツと、足音だけが聞こえる。まるで暗いトンネルの中を1人で歩いているようだ。その先が光なのか絶望なのか、はたまた途中で幽霊に喰われてしまうかもしれないが。そんな事を土方に話したら、きっと震え上がるのだろう。



そんな思考をしてAはクスッと笑った。



そうしている内に、Aは土方がいる病室の前まで来ていた。病室の中からは、病院の中ではありえない位大きな声が響いていた。



恐らく中にいるのは近藤だろう。



浅く息を吐いたAは病室の扉をコンコンと叩いた。低い声でどうぞ、と言われたこの声は土方だろう。Aは病室の中に足を踏み入れた。



病室に入ると、ゴリラが号泣しながら土方に抱き着いているという異様な光景だった。



Aはそっと扉を閉めた。



「いやちょっと待てぇぇぇぇぇ!」



余りにも土方の声が必死だったので、Aは再び病室の中に入った。



すると中にいた近藤がぎゃあぎゃあと慌てながらAに話しかけてきた。



「いやぁトシが目覚めたのが嬉しくて抱き着いちゃったけど、俺はお妙さん一筋だから!」



だから誤解しないでェA!、と近藤は凄い形相で説明するし土方も必死に頷いていた。



「いや私そんなむさ苦しいToLOVEる望んでないから安心して」

第百七十五訓  上司という名のサボり魔苅り機→←第百七十三訓  鼻血って中々止まらないよね


ラッキーアイテム

タバスコ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (105 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
433人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真選組   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

大豆 - とても面白かったです!素晴らしい作品をありがとございました🙇 (2021年11月23日 19時) (レス) @page27 id: afac2e2284 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - ゆっこんさん» そうしてもらえると嬉しいです! (2018年4月7日 21時) (レス) id: d70c0d5d0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこん - そうなんですね!気長に待ってます!!笑 (2018年4月7日 21時) (レス) id: 4c447d027b (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - ゆっこんさん» いつかはしたいなぁとは、思っています。やれてなかった話もあったので。気長に待ってもらえると嬉しいです! (2018年3月27日 16時) (レス) id: 222f06e172 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこん - 近藤さんと土方さんが結婚の話をしていたので番外編はあるのかな…と思いました! (2018年3月27日 15時) (レス) id: 4c447d027b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヨッシー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/  
作成日時:2017年2月14日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。