25話 ページ25
*
天童先輩や瀬見先輩に連絡することも無く、部活等で会うことも無く。
そのまま1ヶ月が過ぎていった。
夏休みも終わりを迎え、今日からまた学校である。
授業自体は短縮で、3時間。
でもその後に部活が待っている。
部活でだいぶ焼けてしまい、クラスに行くのが少し恥ずかしかった。
「Aちゃん」
日が落ちて、月が綺麗な夜。
校門前で待っていた天童先輩。
瀬見先輩は、と聞こうとするとそれを遮るように言った。
「英太くんは先帰ってもらった、言いたいことがあるんだヨネ」
時間ある？と聞きつつも拒否権なんて内容にすら思える態度。
天童先輩は真面目そうに私を見る。
まだ人通りが多いからか、何も言わずに並んで歩く私達。
角を曲がり、少し歩くと小さい公園が見えてくる。
「ちょっと寄っていこう」
「天童先輩？」
私の腕を引っ張って、公園に入り、私をベンチに座らせる。
天童先輩は荷物だけベンチにおいて、立ったまま。
「俺の勝手な推測なんだけネ」
優しい声でそう言う。
前置きにしてはなんだか不穏。
胸がざわつく。
嫌な予感がして背筋がゾクゾクと震える。
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時雨 彩(プロフ) - りんねむさん» コメントありがとうございます。リンゴの例えはちょうどリンゴを食べてたら思いつきまして笑そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いしますね！ (2020年1月23日 21時) (
レス) id: f6b47ef514 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 初コメ失礼します！林檎の例え話が凄い！！もう凄すぎて凄いとしか言えない！！思わずコメント欄来ちゃいました！！これからも更新頑張って下さい！陰ながら応援しておりますm(_ _)m (2020年1月23日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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