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1話 ページ1

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街の角を曲がれば、運命の人とぶつかって。
転んだ私に手を差し伸べて、目が合うと同時に恋に落ちるの。

優しく微笑む運命の人。
そんな素敵な、漫画みたいな、ドラマみたいな恋がしたい。

運命の人との恋には色んな障碍があるの。
ライバルの出現、嫉妬、親の反対に、それからそれから……

妄想でもするかのように、虚空を見つめて歩いていく。
高校の入学式。

人が混み合う中、突然左肩に衝撃。
バランスを崩して尻もちをついてしまった。
運命の人?なんて。


「ごっめん! 1年生だよネ?」


手を差し伸べるのは、猫のような口元で個性的な髪型と赤髪で目の大きい男子。
きっと先輩。

コイツはない。
まずタイプじゃない。
顔の好みはあんまりないけど、この人はない。

ひとり心の中で、否定する。
この人は絶対違う。


「大丈夫です、ごめんなさい」


私はぺこりとお辞儀をして、入学式会場である体育館へと急いだ。

2話→



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時雨 彩(プロフ) - りんねむさん» コメントありがとうございます。リンゴの例えはちょうどリンゴを食べてたら思いつきまして笑そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いしますね! (2020年1月23日 21時) (レス) id: f6b47ef514 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 初コメ失礼します!林檎の例え話が凄い!!もう凄すぎて凄いとしか言えない!!思わずコメント欄来ちゃいました!!これからも更新頑張って下さい!陰ながら応援しておりますm(_ _)m (2020年1月23日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨彩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年1月14日 21時

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