【天月】僕の声が届かなくても

35話　急に… ページ43

side.まふまふ

ま「見えないやー嫌ー嫌ー♪」
そらるさんの動画視聴なう。
綺麗な声、最近更に上手くなったよね!!

ていうか…!

なんか今なら良い恋愛曲書けそうな感じする…!!

ノートとペンを出してページを開く。

ＰＣで打ち込んでも良いいんだけど、やっぱり手書きの方が気持ち込められていいんだよね。


ま「…ふふーん…らたたーん」

僕と君が手を繋ぐと行き交う人の首が


……？

危ない危ない…。吹き飛ぶところだった。
はあ、やっぱりぬこの曲にしようかな。


ｳﾞｰｳﾞｰ

って、メール？

母月さんからだ。何だろう？


送り先:まふまふさん
題名 :翔太のこと
本文 :
先日、翔太の容態が急変しました。
昨日から落ち着いてきたようですが、絶食中(飲水可)で喋るのもより苦しくなっています。本人は皆と喋りたいようなので会うだけ会ってくれないでしょうか？


ほ、本当…？
天月君、そんな良くなかったのかな…？
でも、ちょっと前までは良かったって……。


紙とペンを片付ける。
そして荷物を鞄に入れて外へ出る。



桜が外で咲いていた。


ふと気付いたら花屋の桜が入っているバケツの前に立っていた。


A「そちらの花を購入されまs…ってまふまふさん？」

ま「…!!Aちゃん!!」

A「はい、そうですけど…どうしたんですか？」
ま「天月君がヤバいから一緒に行こう!!」

A「よく分からないですけど…お見舞いならもうすぐバイト終わるのでそれまで待っていてくれませんか？」

ま「うん!!」

僕は近くの喫茶店にいると伝えて花屋を後にした。


(作者から:4/24少ーしだけ直しました。)

36話　涙雨→←34話　聞きたい!!

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