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私が今の精神状態で死んだら呪いになりそう。息を吐いても無くならないイライラを鎮めるために煙草に手をかけそうになった時ふと有栖川さんに言われた事を思い出した。
___こんな不摂生で髪も汚くてずっと隈あって肌も汚い癖にメイクも薄くて私こんな苦労してますぅ〜って顔全体に出してるような女がキープとかww___
キープじゃない事だけは確かなんだけど、それ以外は全部その通りだった。
日頃の不摂生のおかげで肌や髪の調子は常に悪い。だから化粧もなるべく薄くして肌に負担をかけないようにしてるから余計に疲れてるのが見えるのかもしれない。20歳の頃に比べれば確かにツヤもハリもないのに大した努力もしてない。
その点美容に関しては人一倍徹底してるあの子からすればこんな女あのキラキラボーイ五条悟に釣り合わないと思うのは当然っちゃ当然かもしれない。
『……いや、辞めよう。』
せっかく悟のいるのに他のこと考えたくない。ましてやあんな女の事なんか特に。
頭から有栖川さんの顔と今言われた事を追い払うように首を振った。
五「なーにしてんの?」
いつの間にかリビングに入ってきてた上半身裸の悟が両手をソファーの背もたれに付いて、私を後ろから覗き込んでいた。
『おかえり、』
その覗き込んだ瞳を見ながら答えた。
五「ただいま。また仕事してたの?」
『あー……』
仕事っちゃ仕事か。思わず視線を泳がせてどこを見ていいのか分からずとりあえず悟の目から視線を外して言った。
『うん。』
五「目逸らした。嘘だね。」
『う''、』
ほっぺを掴まれて逸らした顔を上に向けさせられた。
五「誰と電話してたの?」
『………有栖川さん。』
嘘ついても意味無いと思って正直に答えた。
五「何言われたの?」
『どうして何言われた前提なの?本当に仕事の話かもしれないじゃん。』
五「さっき、Aが風呂入ってる時に野薔薇から色々聞いた。何となく察してたけど嫌がらせ受けてるんだってね。」
『あいつら、』
言うなって言ったのに。
五「で、何で言われたの?てかなんで僕には教えてくれなかったの。」
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時