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五「ごちそーさま。」

『んっ!?』


うどんが思ったより熱くてゆっくり啜っていると悟が先に食べ終わってしまった。


五「ゆっくり食べてなよ。風呂沸かしてくるから。」


ボタン押すだけじゃん。そう言いたかったけど、口にうどん詰めちゃったし言えなかった。
悟は食べ終わった鍋をシンクに置いて、パタパタとスリッパを鳴らしながら風呂を入れに行った。

ふーふーしなくても食べれるようになったうどん達をパクパクと口に入れて咀嚼と嚥下を繰り返した。


五「ゆっくり食べてていいのに。」


ボタンを押して帰ってきた悟が私の鍋の中がもうすぐ終わりそうだったのを見て行った。


『ん、』


トロトロのうどんが1本とワカメと油揚げだけ残って底には途中でかけた一味が沈殿してる。
その残ったそれらをレンゲに乗せて一口で食べた。一味が少し多めに着いてたみたいでちょっと口がヒリヒリする。


『ご馳走様。』

五「はーい、ご馳走様。」


悟が鍋を下げてくれた。


『ありがと、』

五「いいえ〜」


悟が鼻歌を歌いながらコーヒーを淹れてくれている。


『なんかご機嫌だね?』

五「え?そうかな?」

『そうだよ。』


ケータイを持ってソファーまで移動すると私のマグカップにブラックコーヒー、悟のマグカップには甘々カフェオレを入れて持ってきてくれた。


五「ブラックコーヒーでいいんだよね?」

『うん。ありがとう。』


湯気の立つマグカップに口をつけて1口啜ると美味しい豆の香りが鼻に抜けて、ほんのりとしか苦味が舌に残る。


『おいしい、』

五「良かった。」


私が1口飲むのを見てから悟も1口飲んでからマグカップをローテーブルに置いた。


五「A?」


名前を呼ばれて悟を見ると両手を広げて私を見ていた。
私もマグカップをローテーブルに置いてその悟の腕に飛び込んだ。


『ん、』

五「久しぶりだね。」

『そうだね。』

五「Aと一緒に住んでるのに、全然顔見れなくて寂しかった。」

『私は、』


寝顔たまに見てたから、顔見るのは久しぶりじゃない。


『悟とくっつくの、久しぶりって感じする。』


メイクが取れる事も気にせずに悟の胸に顔を埋めた。



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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時

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