. ページ30
『大体さ、5年間ヘビースモーカーだったのに急にやめろって言う方が間違いなんだよ。分かる??恵ちゃん。』
伏「そのちゃんって付けるのやめてもらえますか。」
『えー、いいじゃん。可愛いもん。』
伏「可愛くないです。」
僕の方は一切見ず恵やその後ろにいる野薔薇達と話していて時折煙草を口に咥えて紫煙を吐き出している。
「悟さん?ねぇ、海姫とご飯いこ?」
僕の事を見ようとしないAに少しばかしイラついてまだご飯いこうと言ってる海姫にごめんね、とだけ言って腕を解いた。
目隠しを下ろしてAの椅子の背もたれに右手を着いて腰を折り左手で煙草を奪い取った。そのままの流れで1口煙草を吸った。いきなり取られたことに驚き振り向いたAの顔にその1口分をかけた。
五「お酒飲みたいなら僕と飲む?」
僕のその行動に野薔薇とパンダと棘はキャーと小さく黄色い歓声を上げ、恵と真希はジト目で僕を見ていて、憂太は意味が分かっていて気まずいのか顔を反らし、悠二は分かっていないのかキョトンとしている。
肝心のAは一瞬びっくりしたような顔をしてから一直線になっていた口角を少し上げた。
『コープスリバイバー呑みたいな。』
五「じゃあ僕はXYZかな。」
『いいね。オススメのBARあるけど、行く?』
五「んーん、今日は僕んち。」
行こ?と手の出すと素直にその手を取って立ち上がった。
『今の、今日初だったんだけど。』
五「禁煙できそうじゃん。」
『ストレスがマッハになりそう。』
五「ストレスは僕が軽減してあげるってば。」
長い髪を1回触ってから後ろを振り返る。
五「ごめんね、今日は恋人と約束あるから、ご飯はまたいつかね。」
『約束されてたらしいわ。ごめんね、恵たん。』
伏「そのたんってのも辞めてください。あと俺は元々行く気ないです。」
『冷たい弟だなぁ。』
ほんと、やになっちゃう。とか言いながらAは僕の腕に腕を絡ませて体に密着させるように手を繋いだ。
五「伊地知〜」
伊「はい!なんでしょう、五条さんっ、」
教員室真反対の場所に座る伊地知を大きな声で呼ぶ。
五「明日のAの任務は?」
伊「たった今無くなりました。」
『え?!』
五「そうだよね。明日僕も休みだもん。じゃ、僕は帰るけど、朝に言った件は絶対だから。よろしく。」
まだ伊地知がなんか言ってるけど無視して術式で家まで飛んだ。僕の術式ってほんと便利だよね。
.
891人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時