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袴姿のAがドアを開けて立っていた。今の聞かれてたかな。下を向いてるから表情が見えない。
五「おかえり〜」
伊「朝比奈さん、おかえりなさい。」
『…………』
僕達の声に気付いてないのか無言で僕らの横を通り過ぎてカツカツと靴を鳴らしながら自分のデスクに手に持ってた書類を放り投げた。
五「ちょっとちょっと〜?久しぶりに会った恋人フルシカトですか〜?」
なんかちょっと腹立つ。そう思ってAの背後に音も立てず近寄った。
『ひっ、』
本当に僕らに気付いて無かったみたいでこっちがびっくりするぐらい体をビクッと震わせた。
『あ、れ?いつから居たの?』
五「Aが来る前から居たよ。気付かなかったの?」
『うん。あれ、伊地知さんもいたんだ。珍しいね。』
当たりを見渡してそう言うと冷蔵庫の方に向かってまた足を動かした。
『はぁ、ニコチン不足。』
五「え、ダメだよ??」
『むり、死ぬ。ほんとに、無理。』
冷蔵庫を開けると大量の翼を授けるタイプのエナジードリンクが。
五「え、これ全部Aの?」
上段全て青いソレを占領していた。
『そうだよ?』
そのうちの1つを手に取りプルダブを空けて1口飲んだ。
『だってコレが1番美味しいんだもん。』
五「いや、そうじゃなくてさ、」
冷蔵庫以外にAのデスクの横にダンボールで置かれている。
五「え、常飲してるの?コレ。」
『うん。』
デスクの上から2番目の1番大きな引き出しにはウィダーとカロリーにメリットする棒が。
その中から1つずつ取り出してちゅー、と10秒チャージしながら椅子に座った。
不健康の塊の様なデスクに座り、淡々と仕事を始めるAの隣のデスクに腰掛け近ずいた。
『………なに』
明らかに悪い顔色。メイクで隠しきれてない隈。どれも2週間前に見た時より悪化している。
五「いつから寝てない?」
『昨日徹夜しただけ。』
五「嘘つけ。一徹ぐらいじゃこんな隈にはなんないでしょ。ちゃんと言って。」
『ほんとほんと。』
僕とは目を合わさずにカタカタとキーボードを打ってる。
伊「五条さん、そろそろお時間です。」
五「伊地知オマエまじビンタな。」
『伊地知さん可哀想でしょ。辞めてあげて。ちゃんと任務行って。』
ウィダーを歯で挟んだまま言われた。
五「今日絶対早く帰って寝るって約束してくれたら行く。」
『わかったわかった。』
五「約束だからね!!」
そう言い残して伊地知と任務に行った。
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時