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恵や野薔薇、悠二が高専を卒業して、呪術師として本格的に活動を初めてから、上層部に物申す者が増えた気がする。特に野薔薇や真希は自分がおかしいと思ったことは口に出して言うタイプなので、私に対する理不尽な任務もそれのお陰で少し減った。
本人達だって上の理不尽な任務や納得のいかないことだって沢山あった。
『もうすぐ私のお役もごめんだね。』
伏「そんなわけないじゃないですか。」
『えー、そうかな、』
婚約破棄してその後真希に当主の座を譲ってそれから本当にどうしようか。
本当に禪院お抱えの呪術師にでもなってやろうか。
伏「………結納、もうすぐですね、」
『うん。』
来月11月1日、御三家・両家親戚を集めて結納の儀を執り行う予定になっていた。それは真依・真希はもちろんのこと高専の関係者や同級生も顔を出してくれる。
『お洒落してきてね〜』
棘・真依・野薔薇・佐光くんはそこで私のする事は知っている。他は本当に知らない。誰にも言っていない。その代わり佐光くん・真希・恵以外は私が当主の座を真希に譲る事も知らない。
『美味しいご飯が出るよ〜』
多分、とほぼ寝かけながら呟いた。
伏「まだ東京までかかるんで寝てていいですよ。報告書も俺がやっときますんで。」
『いや、悪いよ。一級呪術師様にそんなことさせられん。』
伏「特級が何言ってんすか。」
いいから寝とけとブランケットを肩まで上げられてしまった。
『恵も逞しくなったねぇ、』
身体の成長的にも精神的にも、元々強い子だったが、卒業してたまにしか会わなくなって最近はその成長をひしひしと感じる。
伏「………Aさんや五条先生のおかげです。」
と言われて頭を撫でられる。
『人に頭撫でられるなんて、いつぶりだろ……』
伏「…気持ちいですか?」
『……うん、すごく、』
恵の手が気持ちよくてどんどん意識が沈んで行く。こんなにスっと寝られるのはいつぶりだろうか。他人に頭を撫でてもらう事がこんなに気持ちよかったのか、と感心しているうちに意識は完全に沈んでしまった。
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華渚(プロフ) - ましゅふわさん» 今復活した時の事書いてます!もうすぐ書き終わるのでもうしばしお待ちを!! (2020年11月15日 23時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - まさか五条先生復活うぅぅぅぅぅぅ!?まじビックリしました!!!それとイケメン!!!イケメン!!!(誰とは言わない)更新頑張って下さい!!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 蒼李さん» コメントありがとうございます!今から怒涛の追い上げです笑ちょっくら更新頑張ってまいります(`・ω・´)ゞ!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - 初コメ失礼します。ふああああああああってなりました!!!!!!!!展開が展開が!!!と、読みながらうめいてしまいました。失礼しました。 (2020年11月15日 21時) (レス) id: 924852892b (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 琉亜さん» いえいえ、むしろ教えていただきありがとうございました! (2020年11月15日 19時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月11日 22時