婚約 ページ39
それからまた半年が経って、今年のハロウィンも終わり、11月初旬。
ついに私と佐光くんは婚約を発表した。
発表、と言っても大それた事はしてない。ただ呪術界の公の場、つまり良家の集まる茶会で私と佐光くんが腕を組んで歩いただけ。
まぁそれだけで婚約と呼べてしまうのはその茶会がそれだけ重要なものであるからに違いないだろう。御三家は勿論超絶コアな家もその茶会には出席をしているのだから呪術関係者はほぼ全員来ていると言っても過言ではない。
以前悟に連れられて行ったのはこれのもう1つ規模が小さいバージョン。これは年に2度行われるのだが今回の茶会は年に1度しか開かれない。その理由はただ単に規模が大きいので経費がかさむから。
上層部(主に悟を快く思ってなかった人達)からは喜ばれ五条家は1人を覗いて嫌な顔をし、加茂家当主の加茂憲倫くんからはどういうつもりだ、と詰め寄られた。一応真依の為だよとだけ返事をしてそそくさとその場を去った。
禪院家の当主としての挨拶回りを終え愛想を振りまきまくって痙攣しそうな表情筋をマッサージしながら会場を出ると恵に出くわした。
『お、恵じゃん。久々だね。』
伏｢……五条先生の事、諦めたんですか。｣
『違うよ。そうじゃない。』
伏｢ならどうして婚約なんか、｣
『時が来たら話すよ。』
だからもう少しだけ待ってて、と言って肩をポン、と叩く。
『じゃあ私はこれで。今日もこの後任務だから。』
そう言って隣を歩いていた佐光くんと別れ恵と向き合った。
『今、恵にはしなくちゃいけないことが沢山あるでしょ？津美紀ちゃんの事や仕事の事。今は自分の事を考えてて欲しいの。私の事は気にしないで。』
伏｢気にします。Aさんも俺の姉貴だろ。｣
『ふふふ、言うようになったね。』
よしよし、とくせっ毛のツンツン髪を撫でて私も会場のあるホテルを後にした。
こういう茶会では必ずと言っていい程五条誠が声をかけてきていたのに今日は無かったな。私たちの動きに気付いているのか。だとしてももう手遅れなほど証拠は揃っているけど。と迎えに来た新田さんが運転する車に乗って現場へ向かった。
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今更ながらオリキャラ紹介
･
呪術師の家系の長男だが呪力がほぼ無いため今は一般市民として暮らしている。真依とは恋人で関係は良好。性格はおっとりしていて好青年だが、どこかぶっ飛んでる。
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華渚(プロフ) - ましゅふわさん» 今復活した時の事書いてます！もうすぐ書き終わるのでもうしばしお待ちを！！ (2020年11月15日 23時) (
レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - まさか五条先生復活うぅぅぅぅぅぅ！？まじビックリしました！！！それとイケメン！！！イケメン！！！(誰とは言わない)更新頑張って下さい！！！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 蒼李さん» コメントありがとうございます！今から怒涛の追い上げです笑ちょっくら更新頑張ってまいります(｀・ω・´)ゞ!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - 初コメ失礼します。ふああああああああってなりました！！！！！！！！展開が展開が！！！と、読みながらうめいてしまいました。失礼しました。 (2020年11月15日 21時) (レス) id: 924852892b (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 琉亜さん» いえいえ、むしろ教えていただきありがとうございました！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華渚
| 作成日時：2020年11月11日 22時
