学校 ページ26
〜伏黒side〜
Aさんに告白紛いの事をしてから約1週間。
高専4年生にもなった俺たちは基本授業とかがないのだが、特級呪術師として、禪院家当主として頑張ってるAさんの息抜きの場所としてAさんが学校に来れる日はなるべく俺らも集まろうと言うことになっていた。
俺たちのことを全力で守ろうとしてくれているAさんへのせめてものお礼のつもりでいた。実際俺らと会うのはリフレッシュだと言ってくれていたし。
でも会う度に濃くなる目元の隈、それに伴ってどんどん悪くなっていく顔色。吸うタバコの量も増えている気がする。
特級呪術師としての仕事は大変なことは知ってる。でも仮にも女性なのだ。体を大切にして欲しい。
『やっほ〜』
伏｢Aさ、｣
今日学校に来れたのは俺だけ。後の2人は任務で朝から晩まで居ない。
そんな中現れたAさんの顔色は真っ青で、化粧で隠しきれないほどの隈。
俺は無言でカツカツと靴を鳴らしてAさんに近付いた。
伏｢正直に答えてください。｣
『う、うん？』
肩をガッと掴んでAさんの目を見る。
伏｢最近休んだ休みの日を教えてください。｣
『休み？』
Aさんがケータイを取り出してカレンダーアプリを開く。そこにはびっちりと任務と書かれている文字。
『うーん、ここかな。』
カレンダーを左に2回滑らせて2ヶ月前の月の中日を指さした。しかもその日も1件任務が入っていて休みと言ってもゆっくりしている時間なんてなかったんじゃないか。
伏｢………今日は休みましょう。｣
『え！？』
もう4年生の俺らが授業を受ける受けないは基本関係ない。Aさんの手を引いてこの前俺が告白紛いの事をしたソファーに座った。
『え、え？ちょっと待って？休むって何？』
伏｢休息です。休む。意味わからないんですか？辞書引きますか？｣
『いや、だって今日この後任務…』
伏｢どんな内容の任務ですか。｣
『1級相当の呪霊を祓いに仙台まで。』
伏｢仙台なら今日虎杖が行ってます。虎杖に任せましょう。｣
『え、申し訳ないよそんなの。』
虎杖に大まかに理由をLINEで伝えているとAさんが拒否しようとしてくる。
伏｢自分の顔、ちゃんと見てますか。｣
『おい、女性に対して失礼だぞ！』
伏｢そうじゃないです。｣
ぷりぷり怒った様な顔をしているAさんの頬を思わず触ってしまった。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 856人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華渚(プロフ) - ましゅふわさん» 今復活した時の事書いてます！もうすぐ書き終わるのでもうしばしお待ちを！！ (2020年11月15日 23時) (
レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - まさか五条先生復活うぅぅぅぅぅぅ！？まじビックリしました！！！それとイケメン！！！イケメン！！！(誰とは言わない)更新頑張って下さい！！！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 蒼李さん» コメントありがとうございます！今から怒涛の追い上げです笑ちょっくら更新頑張ってまいります(｀・ω・´)ゞ!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - 初コメ失礼します。ふああああああああってなりました！！！！！！！！展開が展開が！！！と、読みながらうめいてしまいました。失礼しました。 (2020年11月15日 21時) (レス) id: 924852892b (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 琉亜さん» いえいえ、むしろ教えていただきありがとうございました！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華渚
| 作成日時：2020年11月11日 22時
