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真希「…それはオマエじゃなくて恵でも良かったろ。どうしてオマエがなったんだ。」
『だって恵は悟が守ってた子だよ?禪院にいくら積んだんだか。悟が戻ってきて恵が当主やってたら私に全額請求されたら私臓器売るしか方法ないし。それはさすがに嫌かな〜って。ま、そういうこと。』
真希「……まぁ言いたい事はわかった。」
『で、何年待てばいい?』
真希「5年。」
『了解。任せて。』
真希「オマエはその5年終わったらどうすんだよ。」
『うーん、真希お抱えの特級呪術師にでもなろうかな〜。』
真希「ハッ!いいな。こき使ってやる。」
『お〜こわっ』
ケラケラ笑って恵の肩を叩く。
『じゃ、そういう事だから、後よろしくね。』
伏「………わかりました。」
『ふふ、じゃあ私はもう行くよ。』
じゃあね、と手を振ってその場を去り、正門の所に伊地知さんが車を停めて待っててくれた。
『あ、わざわざありがとうございます。』
伊「いえ、そんなお礼を言われるほどではありませんよ。」
『謙遜しますねぇ。』
伊地知に車を運転してもらって禪院家に着いた。
「「「お待ちしておりました、御当主様。」」」
女の人達が門の前に揃って立って頭を下げている。
『………』
この人たちが真希が言ってた呪術の才能のない禪院関係者なのか。
「お初にお目にかかります。私ここの侍女長をしております。キヨと申します。」
初老ぐらいの優しそうな女性が出迎えてくれた。
『キヨさん。』
「ささ、こちらへ。皆新しい御当主様をお待ちです。」
と案内されるがまま屋敷の中に入っていく。
小さい子も女の人も身篭ってる人も皆働いている。
『…………あの、キヨさん。』
「はい、」
『ここで働いてる人達はどういう人達なんですか?』
「禪院家で産まれながら呪力が無い者・術式が無い者・才能のない者や当主様にお手付きされた者で当主様に気に入られなかった者。様々ですよ。」
『そう、ですか。』
「こちらになります。」
スーーっと襖を開けた先には畳の部屋でとても大きい。そしてそこに沢山の禪院関係者が正座をして座っていて私が一歩足を踏み入れると全員ガバッと頭を下げた。
『あ、えーっと、』
ここの中入るんですか?と指さしながらキヨさんを見ると頷かれた。
えぇ……この中入るの……。
『失礼します、』
なるべく早歩きで上手の座布団に正座で座った。
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華渚(プロフ) - ましゅふわさん» 今復活した時の事書いてます!もうすぐ書き終わるのでもうしばしお待ちを!! (2020年11月15日 23時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - まさか五条先生復活うぅぅぅぅぅぅ!?まじビックリしました!!!それとイケメン!!!イケメン!!!(誰とは言わない)更新頑張って下さい!!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 蒼李さん» コメントありがとうございます!今から怒涛の追い上げです笑ちょっくら更新頑張ってまいります(`・ω・´)ゞ!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - 初コメ失礼します。ふああああああああってなりました!!!!!!!!展開が展開が!!!と、読みながらうめいてしまいました。失礼しました。 (2020年11月15日 21時) (レス) id: 924852892b (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 琉亜さん» いえいえ、むしろ教えていただきありがとうございました! (2020年11月15日 19時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月11日 22時