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伏「はぁっ、はっ、はっ、」
『はぁーっ、はぁーっ、』
膝を着いて、息を整える。限界だ。走り回ったから体力も、他人から奪った呪力も呪霊から奪った呪力もほぼない。
七「朝比奈さん!伏黒くん!!!」
七海さんの声より先に体が外へ出ていた。
『っ、』
先程のトウジと言う男に服を捕まれ恵と共に外へ引きずり出されていた。
早いなんてもんじゃない。もしかしたらあの宿儺と戦った時よりもっとかもしれない。
『…ふぅ、』
伏「……」
この辺は棘が改造人間も人もはけてくれてるので自由に動けそうだ。
『……』
イメージしろ。勝つイメージを。
伏「Aさん、」
トウジさんから目を話さずに言う。
伏「俺にいい案があります。着いてきてください。」
『…わかった。』
伏「あと、俺に合わせてください。」
そう言うと恵は【脱兎】を展開。私もそれに合わせて【脱兎】を展開して、1人の時より分厚いの壁を作った。
『!?』
するといきなり背筋が凍るような気配。宿儺だ。
『まったく、渋谷はどうなってんのさ。』
伏「全くです。」
分厚い兎の壁を突き破ってトウジさんが尖った游雲を私たちの急所に突こうと間合いに入ってきた。
伏「走ります!!」
その游雲を避けて地面に転がってた体に鞭打って全速力で走る。
恵の後ろに着いて走っていると私の後ろから游雲を持ったトウジさんが追いかけて来る。
伏「Aさんは俺の後ろに、」
暫く走って1本道の狭い路地まできた。
『…わかった、』
私が恵の後ろに回った瞬間、トウジさんが恵に向かって游雲を突く。
『あぶな、』
恵が術式の応用で影で落とし穴を作ってトウジさんの急所打ちを脇腹にまでズラした。
伏「今です!」
私は残ってた呪力を全部乗せて刀を思っきり振るう。
『っ、』
トウジさん目掛けて刀を振ったのに空振った。あの距離あの速度、しかも刀が触れる瞬間に刃を出したのに空振りした。
『くそっ、』
伏「どうすっかな、」
次、どう出てくる。どちらにしてももうこちらには奥の手しか残ってない。
甚「オマエ、名前は?」
『…?』
伏「……伏黒、」
甚「禪院じゃねぇのか。良かったな。」
目の色が普通の人間の色に戻り尖った游雲の先で自らの頭部を突き刺して自決した。
『…………は?』
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華渚(プロフ) - ましゅふわさん» 今復活した時の事書いてます!もうすぐ書き終わるのでもうしばしお待ちを!! (2020年11月15日 23時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - まさか五条先生復活うぅぅぅぅぅぅ!?まじビックリしました!!!それとイケメン!!!イケメン!!!(誰とは言わない)更新頑張って下さい!!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 蒼李さん» コメントありがとうございます!今から怒涛の追い上げです笑ちょっくら更新頑張ってまいります(`・ω・´)ゞ!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - 初コメ失礼します。ふああああああああってなりました!!!!!!!!展開が展開が!!!と、読みながらうめいてしまいました。失礼しました。 (2020年11月15日 21時) (レス) id: 924852892b (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 琉亜さん» いえいえ、むしろ教えていただきありがとうございました! (2020年11月15日 19時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月11日 22時