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夏「万物の霊長が自ら進化の歩みを止めているわけさ。ナンセンス!!そろそろ人類も生存戦略を見直すべきだよ。だからね、君にも手伝ってほしいわけ。」
乙「何をですか?」
夏「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作るんだ。」
こいつ、危ないヤツだ。格好もそうだけど思想もえげつない。
持っていた呪具で憂太の肩に組んでいた腕を切り落とそうと振るったがのらりくらりと交わされて反対の腕でまた憂太と肩を組んだ。
あぁ、思い出した。
『なんだ、特級呪詛師が殴り込みに来たと思ったらただの宗教の勧誘か。』
夏「おや、君は最近現れた異端児じゃないか、分家の孫でありながら禪院の相伝を受け継いだ。悟と付き合ってるらしいね。幾ら積んだの?」
『はっ、冗談。』
夏「勝気な性格も聞いてた通りだね。悟なんか辞めて私と一緒に来ないかい?」
『残念だけど、呪詛師に興味ないの。微生物時代からやり直して貰っていい?』
夏「ははっ、いいねぇ。」
次、どう攻撃しようか、式神を出そうかどうか悩んでいると背後から声がした。
五「僕の大事な彼女と生徒にイカレた思想を吹き込まないで貰おうか。」
夏「悟ー!!久しいねー!!」
未だ肩を組まれている憂太はうんざりした顔で見ている。
五「まずその子から離れろ、傑。」
悟の後ろから冥さんや他の呪術師の人達がぞろぞろと出てきた。
夏「今年の1年は粒ぞろいと聞いたが、成程、君の受け持ちか。
特級被呪者、突然変異呪骸、呪言師の末裔、突然現れた異端児。そして___」
真希を見て言った。
夏「禪院の落ちこぼれ。」
『は?』
真希「テメェ」
夏「発言には気を付けろ。君のような猿は私の世界には要らないんだから。」
そう言うと肩を組まれていた憂太が夏油の腕を払った。
乙「ごめんなさい。夏油さんの言ってる事はまだよくわかりません。でも、友達を侮辱する人の手伝いは僕には出来ない!!」
夏「すまない、君を不快にするつもりは無かった。」
五「じゃあ一体、」
悟が憂太と夏油の間にすっと入った。
五「どういうつもりでここに来た。」
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華渚(プロフ) - あやさん» うわーーーーん!!いつかできることを願ってます!(泣) (2021年7月23日 20時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 占ツク内検索の検索設定、やっと見つけました! でも…コンテンツフィルダリングは「行わない」になっていました。最後の砦が…(号泣) 私だけ入れない帳が降りているとしか考えられません(ToT) 色々と可能性を考えて下さりありがとうございましたm(__)m (2021年7月23日 20時) (レス) id: 7f35e3342c (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - あやさん» 作品を検索する時にワードを入れるところの下にあります! (2021年7月23日 20時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 「ページ/検索に表示」はONになっています。占ツク内検索の検索設定はどこにありますか? (2021年7月23日 20時) (レス) id: 7f35e3342c (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - あやさん» ページ/検索に表示ってONになってますか?後は占ツク内検索の検索設定でコンテンツフィルダリング行わないにするくらいしか思いつかないです……。ごめんなさい(泣) (2021年7月23日 17時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年10月28日 21時