百鬼夜行 ページ33
12月に入って悟の誕生日も終わり、もうすぐクリスマスかぁ、プレゼントどうしようとか考えながら1年ズと訓練帰り。
グラウンドから帰っていると憂太がふっと振り返った。
『どーしたの、憂太。』
乙「えーっと、なんかちょっと、嫌な感じが…」
真希「気のせいだ」
パ「気のせいだな」
『そうね。』
棘「おかか」
憂太が振り向いたせいで皆止めていた足をまた動かし寮へ向かう。
乙「えぇ、ちょっと皆ぁ…」
パ「だって憂太の呪力感知超ザルじゃん。」
『まぁ里香みたいなのが常に隣にいたら、わかんなくなるもの当然よね。』
棘「ツナ」
と話していると本当に呪力の気配。
『珍しい。』
真希「憂太の勘が当たった。」
乙「?」
大きいペリカンの様な呪霊と坊さんみたいな格好の男。
『誰やねーん。』
パ「突然の関西弁。」
真希「関係者、じゃねぇよな。」
『見ない呪いだしね。』
棘「すじこ」
真希は呪具を構え、私もさっきまで使っていた呪具を持ち直した。
乙「わー、でっかい鳥。」
『呑気だなぁ憂太は。』
さすが特級様。どこぞのどなたと同じですね。
とかアホな事考えているとペリカンの口ががぱっと開いて人が出てきた。
『えー、そーゆー感じなんだ、』
足に乗るとかじゃなくて口なんだ。
パ「アイツら……何…?」
「あー!パンダだー。かわいー!!」
パ「オマエらこそ何者だ。」
『侵入者は憂太さんが許さんぞ!!』
棘「こんぶ!!」
乙「えっ!!?」
真希「憂太さんに殴られる前にさっさと帰んな!!」
乙「えぇっ!!?」
と巫山戯ていると坊さんみたいな男が憂太の手を握った。
夏「初めまして乙骨君。私は夏油傑。」
乙「えっ、あっ、初めまして。」
『「「(速い!!)」」』
そして返事を返す憂太。律儀かっ。
夏「君はとても素晴らしい力を持っているね。私はね、大いなる力は大いなる目的の為に使うべきだと考える。今の世界に疑問は無いかい?一般社会の秩序を守るため呪術師が暗躍する世界さ。」
えぇ、突然なに言ってんのこいつ。頭沸いてんじゃね?てか夏油傑ってどっかで聞いたな。どこだっけ。
夏「つまりね、強者が弱者に適合する矛盾が成立してしまっているんだ。なんって嘆かわしい。」
ガシッと憂太の肩を組む。
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華渚(プロフ) - あやさん» うわーーーーん!!いつかできることを願ってます!(泣) (2021年7月23日 20時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 占ツク内検索の検索設定、やっと見つけました! でも…コンテンツフィルダリングは「行わない」になっていました。最後の砦が…(号泣) 私だけ入れない帳が降りているとしか考えられません(ToT) 色々と可能性を考えて下さりありがとうございましたm(__)m (2021年7月23日 20時) (レス) id: 7f35e3342c (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - あやさん» 作品を検索する時にワードを入れるところの下にあります! (2021年7月23日 20時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 「ページ/検索に表示」はONになっています。占ツク内検索の検索設定はどこにありますか? (2021年7月23日 20時) (レス) id: 7f35e3342c (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - あやさん» ページ/検索に表示ってONになってますか?後は占ツク内検索の検索設定でコンテンツフィルダリング行わないにするくらいしか思いつかないです……。ごめんなさい(泣) (2021年7月23日 17時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年10月28日 21時