どうして ページ16
あれから数日経って翔平くんは残りのシーズン、掴めそうな優勝に向かってとても集中していた。
私は未だ一人暮らし、会社勤め。
金曜日の夜は必ずヤスと飲む。
翔平くんは札幌では寮。
決して彼の集中したい野球の邪魔はしないでいた。
監督と球団には「次のオフで婚約した女性と籍を入れる」という話を通したと言っていた。
でも公表は避け、あくまでもオフシーズン突入してから、となっていた。
一般人の私には詰めが甘かったのか、どうなのかは分からない。
母から届いた一通のメールでわたしの人生は激変することとなった。
――週刊誌にあんたと翔平くんの記事載っているけれど、あんたのところ大丈夫？
休日で家でくつろいでいた私には寝耳に水だった。
急いでスマートホンを見ると
【日ハム大谷翔平 シーズン終了後結婚か？！】という見出し。
写真はヤスと球団のトレーナーさんと４人で食事に行ったときの私と翔平くんだけが切り取られ、わたしの目線にはモザイクがかかっているけれど、正直隠せていない。
――仕事終わったらおまえの家行くから。
ヤスからも連絡が来た。この記事のことだろう。
今日は翔平くん、試合の日だ。誰かに何か言われるのではないだろうか。
お気に入りのソファに身を埋め、顔を覆うも、全く冷静になれなかった。
気分転換に外に出ようとしたとき、マンションのエントランスにいる数名の記者らしき人。知らないふりをして出ようと試みるも
「Aさんですか？！大谷選手との結婚は事実でしょうか？」
と詰められた。
無視してそのまま振り切って近くのスーパーへ買い物へ来たものの、自意識過剰になってしまって周りの視線が痛く感じる。
・・・どうしよう。家に帰れない。
一応ラフだけどちゃんと私服だし、化粧もしている。
カフェに行こうもんならいけるけど誰とも顔を合わせたくない。
歩いて行ける街中へ向かいネットカフェへ潜り込んだ。
―――ヤス、家に記者的な人きてて帰れないから家に来ないで
そう話すと電話が来た。
「まじ、家にまで来てる？」
「うん。10人くらい。怖かったわ〜」
「・・・今どこ？」
「ネカフェ。」
「俺車だから迎えにいく。とりあえず俺んちでいいか？」
「・・・悪い。でもすごい助かるありがとう。」
「話はあとでな。翔平にも連絡しとけよ。」
「うん。」
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ずゅん(プロフ) - おぐさん» こちらこそありがとうございますヽ(o´3`o)ﾉ早速ニヤニヤしながら妄想膨らませております☆ご期待ください！ (2016年12月8日 19時) (
レス) id: ba0f5b3a68 (このIDを非表示/違反報告)
おぐ - 早速のお返事ありがとうございます！知ったのは最近ですが、結婚はもう何年も前にしてるのでググってみてください（笑）お相手は大谷くんかやー様でお任せします！ (2016年12月7日 22時) (レス) id: 7eaeb49283 (このIDを非表示/違反報告)
ずゅん(プロフ) - おぐさん» コメントありがとうございます！！そんなことが実話に起こってるんですか？！ググります。(笑)ぜひ！書きたいです！因みにお相手はどなたがご希望でしょうか〜〜？？これからも気軽にコメントしてください！！ (2016年12月7日 21時) (レス) id: ba0f5b3a68 (このIDを非表示/違反報告)
おぐ - いつも更新楽しみにしています！ずゅんさんにリクエストがあって一念発起して送りました。ファンレターから文通して？遠距離恋愛の上結婚した野球選手と一般女性の本当にあったエピソードを聞いて、ぜひ書いてほしいです！よろしくお願いします！ (2016年12月7日 20時) (レス) id: 7eaeb49283 (このIDを非表示/違反報告)
ずゅん(プロフ) - まおさん» わわわわ！！！ご覧頂けていたのですね〜〜TT感無量〜〜TTや〜〜妄想と理想をおおいにぶちこんでおりますヽ(o´3`o)ﾉツイッターのフォローもありがとうございました！！ (2016年12月5日 7時) (レス) id: ba0f5b3a68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずゅん | 作成日時：2016年12月3日 15時
