37.保護者2(土方サイド) ページ37
今日は総悟と見廻りでかぶき町に来ている
こいつ隙あらばサボろうとすっから俺の仕事が増えちまって困る
そろそろ腹減ってきたなぁなんて考えながら歩いていると総悟が何か見つけたらしくスタスタ先に行っちまった
あぁ?なんだ?
前から趣味の悪い格好をした生意気そうなクソガキが歩いてきたと思えばそいつの隣の女に総悟が急に話しかけやがった
(沖田)「よぉAじゃねぇですかぃ
誰ですかぃそいつは」
はぁーーー???こいつAだったのか!?
いつも着てるチャイナ服じゃなく、丈の短い着物着てやがるせいで全く気が付かなかった
(土方)「なんだお前…その格好…」
別に似合ってねぇ訳では無いが驚きすぎてそれしか言え無かった…
生意気そうなクソガキの話によるとAと付き合ってるとかなんとか言ってやがる
おいおい、マジかよ…
自覚は無いんだろうが総悟はめちゃくちゃ分かりやすい奴だ
Aの事を恋愛として好きな事ぐれぇ俺でも分かっている
総悟自身が自分の気持ちに気付いてるかは分からねぇが
総悟の野郎大丈夫…か?
と総悟の方をさり気なく見てみると
口を開けて放心状態になっていた
こりゃ自覚はしてたんだな…
いたたまれない気持ちになりそわそわしていると
クソガキがAの手を引いて俺たちの横を通り過ぎて行ってしまった
(土方)「そ、総悟…」
しばらく沈黙が続く
なんて声を掛ければいいのか分からず沈黙に耐えていると
(沖田)「土方さん行きやしょう…」
と総悟が聞こえるか聞こえないかぐらいの声でそう言った
(土方)「あぁ…なぁ、そろそろ飯にするか?」
どうせこのままじゃ仕事に集中出来ねぇだろうと思い飯の提案をするとまた少しの沈黙の後
(沖田)「そうしやぁしょう…」
と力の無い口調で答えられた
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凛 - 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月14日 19時) (レス) @page38 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゅーかんばーのQちゃん | 作成日時:2020年5月18日 9時