【d!】物が擬人化して恋するなんて聞いたことないっ！

ジェスチャーゲーム ページ28

2人の名前を思い出せたが、あと2人が思い出せず、思い出して貰えなかった2人は拗ねている。

『ご...ごめんて...』

「思い出して貰えるまでこいつの上に寝てるしー」

「それはやめてくれ...」

パーカーさんの上に黄色のオーバーオールさんが寝ている。
ずっと寿司状態の2人。

「じゃあ俺攻めたヒント出すわ。」

「消されても知らんぞ。」

「大丈夫や名前出さなきゃええんやろ？」

そう言えばパーカーさんの背中から滑り落ちる。


「ジェスチャーゲーム！」


その言葉に思わず私達は感嘆する。

「お前天才かぁ？」

『すごい...発想の天才...』

「せやろせやろ！持ち主だけは何言っても大丈夫な性質を利用した天才的な発想や」

ドヤ顔でそう語ればいきなりジェスチャーをし始める


ロボロの手を引き最初に座らせ、パーカーさんを真ん中に移動させ、オーバーオールさんは1番右に座る。

3人？プリキュア？初代プリキュア？


「考え方を口に出して言ったらあいつもやりやすいと思うで」


トントンがそう言えば頑張れの意味を込めたであろうグッドサインを出す。

『3つのうちの1つ...』

その呟きを拾ったオーバーオールさんは指で宙に花丸を書く。

３つのうち１つとかなんのヒントにもならないけどまぁいいだろう。

そして考えていれば扉を閉めてどこかに行くオーバーオールさん。


『これもジェスチャーのうちですか？』

「いや多分ちょっと待て言うことやで」


そんな会話をしてる内にすぐ出てきた彼は
トレードマークのようなオーバーオールとニット帽を着ておらず、
赤と白の横縞のシャツに半ズボン。

一見女の子に見える。

そしてもう一度その3つの並びを見ると、眠ってたであろう記憶が蘇る。



『シャイン、ミオン、シャオンだ...』

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