我慢と精神崩壊ミルフィーユ ページ4
「ほらほらAちゃん飲みなよー」
『私お酒飲めないので...』
「感じ悪い子ね、若いからって調子乗ってるわよ」
「あの感じだと社長からすぐ嫌われるわ」
大人になるというのは難しい。
まだ私が19歳だからだろうか。
成人したら耐えられる様になるのだろうか。
理不尽にも性的な目で見てくるおじさんにも、嫉妬も。
どうして私が悪くないのに私が頭を下げなければいけないのか分からない。
プライドの問題なのだろうか？
悪いことをした人が謝るべきなのではないのだろうか。
私は子供だからまだ分かりません。
教えてくださいそこの人達。
こう言えたらどれだけ楽だろう。
「二次会行きますか？」
『あ、私は大丈夫です。』
「了解です、気をつけて帰ってくださいね。」
当たり前の人が優しく見える。
当たり前の対応が暖かく思える。
なんで大人になりたいとか思ってたんだろ。
子供だったら今バカ正直に言葉を発しても許されていた。
大人になる程許されなくなる。
大人になるのは我慢することですか。
大人には、まだ子供の私の気持ちなんて分かるはずない。
いつも現実現実って突きつけて。
現実に洗脳されたゾンビ。
そんなことを頭で愚痴っていれば苦痛の時間は過ぎていた。
気づけば最後あたり。
『ありがとうございました。』
病みかけの思考は我が家を望んでいた。
やっと帰れるんだ、地獄の時間から。
早く帰って
コネ＿＿＿＿
.....私何考えてんだろ。
痺れた足を引き摺って扉を開ければ、空が泣いている。
空も私の気持ちと一緒だね。
屋根に弾かれ目の前に落ちる雨粒を見て傘なしで帰るのは寒そうだなと思いながら周りを見渡す。
すると後ろから
「Aちゃん、二次会行かないのかい」
嫌いな声。
虫唾が走る。
『はい、さよなら。』
お前と同じ時間を過ごすくらいならずぶ濡れになった方がマシだよ。
そう1歩を踏み出せば何も持ってない私の左手を掴む。
振り向きたくもない汚らしい視線を感じた。
どうして拒んでないかと言うと人間関係の為だけだ。
そのくらい細い糸に操られている。
脳内は暴言のオンパレード。
それ相応の事してるし、口に出さなきゃいくらでも言っていいでしょ。
すると止まった私を見て勘違いしたのか手を回し抱きついてくる。
あんなに嫌だった雨に今すぐ打たれたくなるくらい
気持ち悪い。
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ひつまぶし - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます！ (2023年2月10日 13時) (
レス) @page33 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
さなくさ - シャオさんの不人気ネタがこんな良い話になるとは､､､！鬱軍団ええっすね。しょっぴさんがおかんみたいな雰囲気がたまらんです。 (2022年1月19日 21時) (レス) @page31 id: 37c7f9211e (このIDを非表示/違反報告)
ソロ - うわぁ、好きすぎてなんかヤバイ(?)大先生が電話してた、ハミサちゃんはマジ天才だと思った、作者さん天才。 (2021年12月19日 10時) (レス) @page25 id: 78401eb32b (このIDを非表示/違反報告)
西園寺麗奈(プロフ) - 初コメ失礼します、うぽつです！！とっても面白いです……これからも応援してます…！ (2021年12月10日 17時) (レス) @page19 id: 187d02f989 (このIDを非表示/違反報告)
尊敬なるさえ子様(プロフ) - え？好きです (2021年12月4日 21時) (レス) @page11 id: 8684885a5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ZOZOZOZOーん | 作成日時：2021年11月27日 18時
