act19.ぷかぜと3年生+αでげーむじっきょうぱーと1 ページ25
空き教室(実況会場)にて
薫「ねぇ、隣の教室がすごくうるさいんだけど」
薫の言う通り隣の教室からはAmazingやら霊感やらチョーうざいやら高笑いやらなんやらが聞こえてくる。確かにうるさい。
奏汰「もしかしてみんなはとなりのきょうしつにいるんですか〜?」
A「ご名答です。3年生の皆さんは今隣の教室にいます。」
そう答えながらAが何かの箱を持ってくる。恐らく抽選箱だろう。
薫「早速引くんだね?」
A「ゲストは1人の予定でしたがせっかくの初回ですし2人にしましょう、というわけでお二人共引いてください」
薫「りょーかい、っと」
薫が手を突っ込み、掴んだ紙を開く。そこには『天祥院英智』と書かれていた。
薫「俺は天祥院くんだったよ〜、奏汰くんは?」
奏汰「ちょっとまってください〜よいしょ」
奏汰も同じようにして紙を開いた。そこには…
奏汰「しゅうですね〜♪」
奏汰が笑顔で開いた紙を見せびらかす。確かに紙には『斎宮宗』と書かれていた。
薫「うっわぁ…初っ端から修羅場じゃん…」
ある意味ものすごい強運とも言える。
A「じゃあお二人を呼びに行きましょうか」
3人が来ると隣の教室は想像以上にすごいことになっていた。
英智辺りが用意したのだろう、教室がまるで宮殿の一室のようになっている。そこらじゅうに渉が散らした薔薇が散乱しており、それに紛れるように散らばっているレオの楽譜は現在進行形でどんどん増えている。泉が片付けてはいるが全然追いついていない。教室の中央には零の棺桶と凛月の寝床があり、教室の隅では宗、つむぎ、紅郎が手芸教室でも開いてるのかというくらいチクチク衣装を縫っている。なずなはそれを興味深そうに眺めており、斑と千秋は二人でヒーローショウをしている始末。まさに混沌といった感じだ。
薫「…ゲストなしでもいいんじゃないかなぁ?」
奏汰「しゅう〜!よびにきましたよ〜♪」
げんなりしている薫には目もくれず、奏汰は宗の名前を呼んでひらひらと手を振っている。
宗「あぁ、僕だったのかね。正直ゲームはあまり興味が無いのだが仕事だからね…わかった、少し片付けるから待ってくれ」
薫「奏汰くんはほんと自由だね…まぁいいや、天祥院くん、呼びに来たよ」
宗「…ゲストは1人だと聞いていたのだが、どういうことかね?」
英智「初回だしゲストを1人増やしたんだよ。まさか僕と斎宮くんだとは」
宗「出演をキャンセルさせてもらう!!!」
act20.ぷかぜと3年生+αでげーむじっきょうぱーと2→←act18.ぷかぜと3年生+αでげーむじっきょうぷろろーぐ
62人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さゆな(プロフ) - 生徒会はプリキュア面白www全てにおいて笑いすぎたwww (2019年7月17日 17時) (レス) id: b90089acae (このIDを非表示/違反報告)
のんず。(プロフ) - 純さん» 純さんありがとうございます〜!励みになります(o^^o) (2019年7月14日 17時) (レス) id: 6b182e809f (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - おもしろかったです! (2019年7月13日 21時) (レス) id: 9f70754803 (このIDを非表示/違反報告)
のんず。(プロフ) - 音咲 椿さん» 音咲さんありがとうございます……!とても嬉しいです♪近いうちにまとめて更新しようと思っているのでお待ち下さい〜!更新速度上げれるよう頑張ります……! (2017年7月1日 4時) (レス) id: af8635f5b7 (このIDを非表示/違反報告)
音咲 椿 - 面白いです最高!息ができない!wwwwww!( ゚∀゚)・∵. グハッ!!こーしん頑張って下さい! (2017年6月18日 10時) (レス) id: 1947566653 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のんず。
作成日時:2017年3月31日 4時