もしも花屋大我に彼女ができたら25 ページ41
梨奈「だよね…あー死ぬー」
大我「まっ…待て!」
梨奈「やっぱ私のこと好きなんだァ…」
大我「こいつ…っ」
永夢「梨奈さん、大丈夫…なんですか?」
梨奈「大丈夫なわけないでしょ。」
永夢「ならなんで…」
梨奈「んー、何でだろうね?」
飛彩「は?」
梨奈「しいていうなら…永夢くんのおかげかな。」
永夢「僕の…?」
梨奈「うん。もういいかな…って。」
大我「死んでもいいってことか?!」
梨奈「まー、そういうこと。」
永夢「どうして僕のおかげでそんなことになるんですか!」
梨奈「死にたいとかじゃないよ?でもね、永夢くんが私に友だちでいてほしいって言ってくれて、嬉しかった…そして、思い出したの。」
明日那「まさか…」
梨奈「うん。そのまさか。私が生きていた頃のことを…ね。」
コウ「よかったなぁ、思い出せて。」
梨奈「黙ってて」
レイ「ひどいですねーせっかく蘇らせて差し上げたのに。」
梨奈「そんなこと頼んでない。」
飛彩「何を思い出したんだ?」
梨奈「私は…モデルになりたかった。服が好きだった私は、親の反対を押し切ってこの街に来て…誰にも必要とされず、バイトの毎日…そんな時、あるモデルの会社のオーディションに受かって、後日急いで会社に向かってて…事故に遭った。それで、私は服が好きな女の子として蘇ったってわけ。」
永夢「なるほど…」
ニコ「なら、まだ生きていたいんじゃないの?!」
梨奈「違うの…私が心残りだったことは、服でも、モデルのことでもない。」
コウ「はぁ?なら、なんだ。」
梨奈「誰かに必要とされたかった」
レイ「理解不能ですね」
ラク「うん」
梨奈「あなたたちに理解なんてされなくていい。誰かに必要とされたかった私に、永夢は友達でいたいって言ってくれた…生きていてほしいと思ってくれた!もうそれで…充分。」
コウ「あー、何だ?つまり、永夢の事が好きになったってことか?」
梨奈「それは別!私が好きなのは、大我だよっ」
レイ「つまり…死にたいということなのですね」
暗い声。
レイの声には、なぜか、なんの感情も無いように思えた…
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杏奈(仮名) - oneokrock 1233maさん、ありがとうございます!嬉しいです。1日1つは更新しているので、また読みに来てくださるとうれしいです。 (2017年4月2日 15時) (レス) id: 4c96870d99 (このIDを非表示/違反報告)
oneokrock1233ma(プロフ) - 更新楽しみにしてます!!!!! (2017年4月2日 13時) (レス) id: f7d10169eb (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(仮名) - アドバイスありがとうございます!後々違うところになおしてあげたいと思います。 (2017年3月31日 18時) (レス) id: 4c96870d99 (このIDを非表示/違反報告)
瑞絋(プロフ) - あともうひとつだけすいません。小説のなかで会話じゃない部分をもう少し具体的にかけばもっと素晴らしくなると思います!頑張ってください! (2017年3月31日 15時) (レス) id: 6e54a0adb9 (このIDを非表示/違反報告)
瑞絋(プロフ) - おもしろいと思いました!アドバイスとして「」かっこの前の名前を無くして、そのかぎかっこを誰が喋っているかわかるようにすればもっとよくなると思います! (2017年3月31日 15時) (レス) id: 6e54a0adb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏奈(仮名) | 作成日時:2017年3月8日 22時