タバコ屋の女 (ページ13)

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竜胆side

ノアが眠りについてから
ココとばか(春千夜)は仕事が入って
アジトから出ていった

蘭｢こいつ起きる気配なさそうだな〜｣

ノアはいま兄ちゃんに膝枕されながらねてる

最初アジトに来た時は
誰に対しても警戒心がすごくて会話も
まともにする女じゃなかったのに
今となっては警戒心皆無だ

竜｢俺らの依頼もこなしながらタバコ屋もやってるからつかれてんじゃねーの？店なんてやんなくても生活できるくらい金はやってんのに変なやつ｣

蘭｢でもそんな変な所もこいつだからみたいな所あるんだよな〜｣

多分兄ちゃんはノアの事を気に入っている

異性的なのかは分かんねぇけど何となくわかる

ほら今だって
膝で寝てるノアを優しい目でみつめながら
頭を撫でてる

兄ちゃんは女に困るなんて事は無いし
今までの女に対してそんな優しい目で見てやる事なんて1度もなかったしノアに出会ってから女遊びもしなくなった

まぁ、女関係で修羅場になることが
減ったからいいけどよ

『ん〜』

蘭｢あ、起きた？｣

『ん…』

蘭｢なぁなぁ、そんな事したら流石の蘭ちゃんも襲っちゃうよ？｣

起きたと思ったノアはまだ寝ぼけて
いるようで兄ちゃんの膝に乗って抱きついていた

竜｢おいこらはやく目覚ませ｣

頭を軽くはたくと目が覚めてきたらしく
のそりと兄ちゃんの膝から降りて
ソファに座りうたた寝をしながら
タバコを吸い始めた

竜｢このヤニカス女が｣

鶴｢入るぞ｣

仕事終わりであろう鶴蝶がアジトへ戻ってきた

蘭｢おかえり〜ってどうしたそんなくせぇ顔して｣

鶴｢裏切り者が出た｣