第２２話 ページ23
イタチside
俺はこの任務を、イズミにやらせないよう幻術で気を失わせた。
バタン
イズミが気を失ったのを確認し、俺は布団を敷き横たわらせた。
イ「イズミ...」
俺はイズミの頬を撫で、唇に触れるほどのキスをした。
それから、俺はうちは一族の者たちを、次々と殺していった。
大人も、子供も、男も女も...。
あとは、イズミの両親と、俺の両親だけとなった。
まずは、イズミの両親である、マチコさんとスバルさんだ。
＿＿イズミの家
スバルさんとマチコさんは、覚悟していたのか、居間に正座していた。
イ「スバルさん...マチコさん...俺は...「マ(分かってるわ...イタチ君...」......」
ス「イタチ君...最後に約束してくれ」
イ「......」
ス「イズミを頼んだよ」
イ「！」
スバルさんはしっかりした、凛とした声で言った。
イ「分かっています...」
カタカタカタ
俺の目から涙が流れる。
手も微かに震える。
ス「イタチ君は...本当に優しい子だね？イズミが好きになったワケが分かったよ...。これからもイズミの事、よろしく頼んだよ？俺たちが愛せない分、イズミを愛してやってくれ...」
イ「......！」
その瞬間涙が溢れる。
先ほどよりも多く。
スバルさんもマチコさんも、覚悟を決めてくれたんだ。
...俺も覚悟を決めねば。
イ「......ッ！」
ｽﾞｼｬｧッ
*****
その後、俺は父さんと母さんを殺した。
サスケには、俺を憎むよう仕向けた後、再びイズミの家に向かった。
＿＿イズミの部屋 窓
『イタチ...』
イズミはその場に立っていた。
イ「イズミ...」
ギュ
俺はイズミを抱きしめた。
『イタチ...ごめんなさい！貴方にだけやらせてしまって...本来、私もやるべき任務だったのに...』
イズミは涙を流しながら、俺に謝ってきた。
イ「いいんだ...イズミ。お前がこの苦しみを背負う必要はない。お前は...俺の傍にいてくれれば、それで良いんだ...」
俺はイズミを抱きしめながら、指で涙を拭った。
『イタチ...』
イ「イズミ...」
俺たちは顔を見合せた。
チュ
キスをした。
そして＿＿＿＿
ドサッ
俺はイズミを、布団の上に押し倒した。
イ「イズミ...良いか？」
『...いいよ。イタチだったら、抱かれても良い』
イズミは、静かに言った。
イ「......」
俺はこの日、初めてイズミを抱いた。
*****
俺たちはその後、三代目とダンゾウ、それぞれの元へ行った。
そして、里抜けしたのであった。
続く (更新停止中)
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紅暁武(プロフ) - コメントありがとうございますm(__)mボードで書きました通り、この作品を含め、途中ですが終わらせることに致しました。この作品は残しておきます。途中で終わるような形になってしまい、申し訳ありませんm(__)mご愛読、ありがとうございましたm(__)m (2018年9月19日 14時) (
レス) id: 0baae86048 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - 凄く面白いです！イタチとの恋愛系があまりなかったので凄くドキドキします！これからも更新頑張って下さい！ (2018年8月6日 12時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅暁武 | 作成日時：2018年1月9日 13時
