第35話 ページ6
side渚
創「お世話になります!」
ア「よろしく...まぁ頑張って」
アベルと幸平くんが握手を交わす。
小「幸平!こっち来い。ホラそっち持ってろ」
創「うす」
小次郎さんに呼ばれた幸平くんは、小次郎さんの元に行き、一緒に荷物を持つ。
私は掃除しながらその様子を見ていると...
ア「むぐ...!何なんだよあの子は...四宮シェフとあんなに親しげにして...!」
ジトジト
アベルが壁に手を掛け、幸平くんを見ながら言う...アベル、男の嫉妬ほど醜いものはないよ...
ア「俺が四宮シェフとどれだけかかって打ち解けたと思ってるんだ。忘れもしない...!四宮シェフが初めて飲みに誘ってくれた日のこた。そして...俺を東京支店のシェフに任命してくれた時、俺は...あの時ほど感動したことはないんだ...!」
じ〜ん
アベルが涙を流しながら言う。それぐらい嬉しかったのね...
唯「でも本当に丸くなったわよね四宮シェフ...何がきっかけだったかしら。今年の春頃に日本へ行ってからじゃない?」
ぴくっ
小次郎さんが反応したのが私には分かった。...相当動揺してるな...小次郎さん。
リュ「ソーかも!合宿?か何かの審査員やるって!帰ってきてから急に優しくなった気がする!」
唯「調理のこと質問したら何でも丁寧に教えてくれるし」
リュ「ソーソー!文句言いながら結局最初から最後までナ!本性は意外と教えたがりで面倒見いいのカモ!」
あっ...私は今とんでもない圧を背後から感じている。私は知らん。
ギロッ
小「(渚みたいに手だけ動かしてろ)」
壁から顔を覗かせる、照れ隠しという名の脅しをする小次郎さん。
し〜ん
その瞬間、さっきまでとは違い、周りは静かになった...
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紅暁武(プロフ) - コメントありがとうございます!今は終わりのセラフの執筆がしたいので、更新が遅くなりますが、これからもよろしくお願いします。 (2017年10月20日 17時) (レス) id: 0baae86048 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 面白いです更新頑張ってください!応援しています(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年10月15日 13時) (レス) id: 91cee282ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅暁武 | 作成日時:2017年10月7日 22時