第34話 ページ5
side小次郎
ーSHINO'STOKYO店外
小「せめて秋の選抜で決勝まで残ったやつじゃなきゃあスタジエールは受け入れない...とは伝えたが、よりにもよってお前か幸平」
渚「何かの縁かな?」
ニコニコしながら渚が言う。
創「やー俺もビックリしましたよー」
小「まぁいい。使えない奴は叩き出すと...教務部の人間には言ってあるからな」
オオオオオオオ
俺は幸平に圧を出しながら言う。
渚「まっ、私も使えないと思ったら...容赦しないから覚悟しててね?」
オオオオオオオ
渚も圧を出しながら、幸平に言った。
創「っ......」
ーSHINO'STOKYO店内
創「(四宮小次郎の厨房に入る__しかもスタジエールをクリアするには“目に見える実績”を挙げないといけねー。一筋縄じゃいかないだろうけど、やってやる...!!)」
小「まずは...」
どさっ
俺は幸平に掃除道具等を押し付ける。
小「大工仕事と内装の仕上げだ」
創「?」
小「おらぁ!動きやがれ!!今日明日で終わらすぞ!」
創「まだこの段階すか⁉」
小「あ?退学にするぞ働け」
唯「四宮シェフ〜!メニュー作りも並行して進めないといけないんですよ?」
リュ「そダヨぉ!業者にお願いしたらいいじゃないカ!」
渚「残り予算を考えるとこれ以上はDIYするしかないから我が儘言わないの?リュシ」
小「ああ。渚の言う通りだ。内装とイス・テーブル・食器にワイン...かなりこだわって選んだからな...出来るところは自分たちでやる」
唯「四宮シェフならいくらでもスポンサーつくでしょ?プルスポール勲章ですよ?」
小「ほぼ全員から出店に大反対されたんだぞ。頼めるわけねぇよ」
渚「これでも、私と小次郎さんで何とか集めたんだからね?」
小「ああ」
リュ「じゃあ日本で融資を受ければいいダロ?」
小「それもダメだな。フランスで大成功してきたって印象がかすむ」
唯「見栄っぱりなんだから...」
創「大変なんすねー店開くのって。まー俺としては先輩の店で研修できてラッキーっすけど」
小・渚「...?」
俺と渚は顔を見合わせるが、渚も幸平の言っている意味が分からないようだった。
唯「改めてよろしくユキヒラくん。私たちは皆SHINO'S本店のスタッフなの」
リュ「開店して落ち着くまで東京支店の応援に来てるって訳サ!」
唯「んで...こっちの彼がパリの本店では渚さんと同じく副料理長を任されていた...アベル・ブロンダン。渚さんが四宮シェフの左腕で、アベルが右腕ってところね」
ア「......」
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紅暁武(プロフ) - コメントありがとうございます!今は終わりのセラフの執筆がしたいので、更新が遅くなりますが、これからもよろしくお願いします。 (2017年10月20日 17時) (レス) id: 0baae86048 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 面白いです更新頑張ってください!応援しています(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年10月15日 13時) (レス) id: 91cee282ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅暁武 | 作成日時:2017年10月7日 22時