第48話 ページ19
side小次郎
小「お前に教えなきゃならない理由があるのかよ、あ?」
創「......。(そう言うと思った)」
渚「なら、私は教えてあげる!」
創「本当っすか?!観月先輩?」
渚「うん♪別に話してもいいかなって思ったし」
そう言って、渚はなぜフランス料理を選んだのか、幸平に話し始めた__。
*****
side渚
なぜ私がフランス料理を選んだのか。
それは、5歳の時の事である__。
私の家は、小次郎さんとは真逆で、裕福な家庭だった。
私は、毎日食べる料理に飽きていた。
でも、そんな時に、私はフランス料理に出会った。
私が初めてフランス料理を見たときは、輝いて見えた。今まで食べたどの料理よりも。
私は自分が食べたこの料理を自分で作りたくて、料理長にレシピを聞いて、自分で試行錯誤しながら作った。
そんなある日、元々体の弱かったおかんが体調を崩した。
私はおかんに元気になってもらえるように、自分で必死に覚えたフランス料理をおかんに作った。
母「とても美味しかったわよ?渚?」
渚「おかん、はよう元気になってや?」
母「分かったわ、渚。お母さん、元気になるから、その時にまた作ってね?」
渚「うん!」
私は、体の弱かった母に、もう一度笑顔になってほしくて、フランス料理を選んだ__。
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紅暁武(プロフ) - コメントありがとうございます!今は終わりのセラフの執筆がしたいので、更新が遅くなりますが、これからもよろしくお願いします。 (2017年10月20日 17時) (レス) id: 0baae86048 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 面白いです更新頑張ってください!応援しています(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年10月15日 13時) (レス) id: 91cee282ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅暁武 | 作成日時:2017年10月7日 22時