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「そうかあ、もうすぐ試験期間か。……おまえたち、良い知らせじゃ。次からの時間は自習時間とするゆえ、好きな科目を持って来るが良い！ ホッホ、我は優しいからのう！ ウム、もっと褒めて良いぞお〜。その代わり〜〜、他の誰の授業よりも良い成績を取れるように頑張るのじゃぞ」
「まあ、我のテストを簡単にするとは言っていないが……」
「ええ〜可愛い子じゃあ、また質問に来るのじゃぞ〜、フッフ。……おいそこ、笑うでない。我の平静な教師生活に余計な手を下した者は、生徒教師に関わらずキチンと仕置きしてやるからのう。 返事はどうしたあ、返事！」
「イヤ、変わらんぞ。ガキはガキじゃよ、幾つになっても。それともなんじゃあ、当時の我のやさし〜〜い教え方が名残惜しくなったかぁ？ 憂楽な観測者め、久々に課題でも出してやろうか？ンン？」
「ホッホ。愛いなあ、愛い子じゃ。終わるまで待ってやるからのう」
「フフフ、我の隠居が近づいてきたのう。嬉しいか？ 悲しいか？ どちらでも良い。何にせよ結論や事実が、そこに横たわるのみじゃ。やり遂げたぞ、我は……そう言って終えられれば、僥倖じゃ」
「我は立ち話はキライじゃ。疾くそこに座ればよかろう、なあ？」
「───────仕置きが足りんようじゃな、若造よ」
「愚かしい学徒も居たものじゃあ。ほれ、逃げ出しとったから摘んでおいたぞ。逃げた鼠の管理くらいしっかりするんじゃ！」
「じゃかァしいクチじゃのう、一思いに殺してやろうかァ''ッ！？……アア、いかん。人殺しは罰せられるのだったか。ウン。我は教師、我は教師、我は教師、我は教師……よし。今回は平手打ちで許してやろう、特別じゃぞ。歯ァ食い縛れ、暴れたら頭蓋ごと吹っ飛ばすぞ」
「フー……いかん。いかんぞ。我は教師、我は教師、我は教師……」
「我は
「悪は討たれるべきである。正義は守られるべきである。我は誓うぞ、有象無象の雑魚共よ。我は全てに選ばれし者。才溢れる神の御子じゃあ。─────我に従え、愚民共。我という正義の下に、疾く疾く道を開けよ」
「戦いこそが我を鼓舞する！ 戦場とは、それ即ち楽園である。この世の全ての摂理がこうであったらと、何度思ったことか。早く、疾く殺したいのう。我が正義の名の下に、凛々しい美しい張った顔が、変貌していくのじゃあ……ッ嗚呼！ 他にこれ程愉快なことがあるかのう！ なあッ！？」
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