嘘つき。 ページ10
嘘つきはモツのはじまり
その後のお話。
まりが帰った後。
カバになるのをやめ、いつも通りの服に着替えたベト。
ドヴォちゃんの服を身に纏ったベトと遭遇してしまった、放心状態のシュー。
その隣で優しく背中を摩るリスト。
そんな三人を、鬱陶しそうに見る歌苗。
先程の、モツのムジークによって出現した夢のような空間が嘘のように思え、はぁ…と溜め息をついた。
「…………むっ…」
何やら鋭い殺気を感じたベトが、恐る恐る顔を上げると。
「………ヴォルフ…」
歌苗から全てを聞き、その瞳に怒り一色の色を纏わせたモツの手には……
ベトが愛用して止まない「必須！！美味しいギョーザの作り方」が。
広辞苑ほどの分厚い本に、流石に身の危険を感じたベトは「やめろ！ヴォルフ！」と、モツを止めにかかるが、
時すでに遅し。
「ルーくんの…………
バカあああああああぁ！！！」
ばっちーん☆ という威勢のいい音と共に、本はベトの顔にクリーンヒットした。
「……おーい… ヴォルフ？」
それからというもの。
「…………」
すっかりご機嫌斜めなモツは、ハンモックの上で丸まったままふてくされていた。
そんな彼の様子を、かれこれ1時間は伺っているベト。 小さな溜め息を一つついた。
「……… 心配したんだから……」
「……心配？」
やっと口を開き始めたモツの言葉に、思わず驚いてしまう。
「… 朝起きたらルーくんがカバになってたから…
心配したんだからあぁ！！」
そう叫んで、ベトの厚い胸板に飛び付き、わんわん泣くモツ。
てっきり、皆でモツを騙していた事に腹を立てているのかと思っていたベトは、自分の胸で泣きじゃくるモツを呆然と眺める。
まさか自分のために泣いていたのかと考えると、もうなんだか自然に緩んでくる頬を押さえきれなくて。
「………… ふっ…」
と、吹き出した。
「……あっ！ 笑った！！」
笑われた事が尺だったのか、顔をりんごのように紅潮させ、今度はポカポカと叩いてきた。
「……ちょっ 叩くなヴォル………
ふっ…………」
「あぁもーーーー！
ルーくんのカバ！！ バカあぁ！」
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よもぎもち(*´ ∀`) - ああ！モツシュ最高だった！ モツシュかと思ってたらベトモツもベトシュもぶっこんでくる公式様は一体… (2018年2月12日 9時) (
レス) id: 9873466d22 (このIDを非表示/違反報告)
桜紅(プロフ) - よもぎもち(*´ ∀`)さん» わかる。しかもムジークモツだしね。お互い生きて会おう…！(フラグ感) (2018年2月10日 9時) (レス) id: 683949aedc (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(*´ ∀`) - もぎちゃんかわいいよね〜* 今週はモツシュ回かぁ… 生きて行けるかが心配。 (2018年2月10日 7時) (レス) id: 9873466d22 (このIDを非表示/違反報告)
桜紅(プロフ) - よもぎもち(´∀ `*)さん» もぎちゃんが可愛くて好きだった。モツ誕生日だね！クラシカ終わったら誕生日話を投稿するよ！ (2018年1月27日 17時) (レス) id: 0f6fea6522 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(´∀ `*) - 椎名さん……マジですか！！今週は見逃さないように見てみてくださいね！ 私クラシカ見逃したら多分干からびてまう… (2018年1月27日 11時) (レス) id: 9873466d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎもち(*´∀｀) | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年12月10日 22時
