冷氷は理をも砕く (ページ8)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:1,573 hit

第６話ページ8

｢へえ？じゃあ態々ここに呼ぶ必要なかったんじゃない？柱合会議を開いて呼び出せばいいものを....めんどくさ。初めての(・・・・)合同任務で疲れてるからさっさと報告書書いて寝たかったのに｣

小｢吹喜(ふき)を虐めておいてその態度はなんだ貴様｣

｢虐めてねぇし。黙ってろ｣

炎｢虫唾が走るな！！｣

｢煩い。私はあんたらに虫唾が走るよ。長年共に柱をやっている私を信じなくて、その子の事を信じてるあんたらに、さ｣

不｢他の隊士共もそう言ってんだァ、証拠はこっちには沢山あるがお前がやってないっていう証拠は無ェ｣

｢多勢に無勢、何言っても無駄ね。ほんと呆れた｣

時｢何処か行ってくれない？｣

｢そっちが呼び出しといて随分勝手な事言うね。あんまり言いたくないけど、私今まであんたら全員の任務とか、危機的状況で何度も助けたよね？恩を仇で返すってどうかと思うけど？｣

宇｢恩着せがましいぞ！｣

｢真実述べてるだけでしょ。こんなのが柱か....随分質が堕ちたもんだ｣

事実と真実の区別さえつかない。ましてや真実を知ろうともしないなんて

私はそうポツリと呟くと、呪い(まじない)を使って皆を眠らせもう二度と見たくもないコイツらの前を後にした。

音柱の横でひっそりと嘲笑っていた女に｢これから貴女の周りで起こる事に後悔すんなよ...？｣と一言添えて。

さぁて、どうしてやろうかな