52.夜 × 姉 × 弟 ページ8
その夜。
私は約束通りキルアの部屋に来た。
キルはベッドに腰掛けて本を読んでいる。
キルが本を読むなんて珍しいなと
感心したのだが、やはり漫画らしい。
キルア「ん。ホントに来た。」
『じゃあ帰るね』
キルア「嘘だよ、待ってたんだぜ！？」
キルは私を部屋に招き入れベッドに座らせ
ると、部屋の証明を消した。
そしてベッドについているライトを
つけた。半透明のガラスが張られている
ライトなので、淡い光が部屋に広まった。
キルア「この方が雰囲気出るだろ。
さてと。どっから話すかな。」
『母さんとミルを刺したところからで
お願い。』
と、私は不敵に笑ってみせる。
淡いライトに照らされたキルの顔が
歪んだのが分かった。
キルア「冗談きついぜ。シャレになって
ねーよ、A。」
『ごめんごめん。じゃあ、ハンター試験
の所からで良いよ。』
キルア「ん。」
そう言ってキルは事細かに説明
をしてくれた。
一次試験で出会ったゴン君、クラピカ君、
リオレオ 君の話や、ヒソカの話し。
トンパという毒ジュースのオジサンの話しや
島でのサバイバルの話し、ギタラクルが
イルミであった所の話しまで、それはもう
細かく話してくれた。
トンパ…思い出した。私が4年前、シャルと
ハンター試験を受けた時に、毒入り
サンドイッチを渡してきた人だ。
まあ、その話しは今は置いておいて。
キルア「どうかしたか？」
『ううん。何でもない』
キルア「ま、こんな所かな。」
キルはそう言うと一つ
時刻はすでに0時を回っていた。
『ゴン君はやっぱり面白いね』
キルア「だろ？ハンゾーと対決した
時なんて腹筋捩れるっつーの。はははっ」
哄笑するキル。よほど楽しかったんだろ
うな。そう思うと私も思わず笑みが零れる。
私は綻んだ口元を結び、キルに向き合う。
『キル。』
キルア「ん？」
『ゴン君のこと…好き？』
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杏(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ（≧∇≦） (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年3月14日 21時
