12.ゾルディック家の食卓 ページ14
私を心配するカルトに�狢臂翩廚茘�
と微笑もうとしたのに、こみ上げてきたのは笑いじゃなくて吐き気だった。
『な、何入ってるの、これ。』
私は堪らず母にたずねる。
キキョウ「あらA。貴女なら分かる
でしょう。」
そう言って母は私に微笑んだ。
カルト「クサウラベニタケ…ですか？」
カルトが自らに出された料理と母を
交互に見て、そう訊いた。
キキョウ「ふふ、そうよカルトちゃん。
でもAにはもっと強力な…」
『まさかこの前言ってた、あの…』
私がそこまで言うと、母が満足した
かのように笑い出した。
キキョウ「おほほほほ、よく分かったわね
流石よ！」
なによ、これ。頭がくらくらする。
吐き気がこみ上げてくる。
これ…致死量？下手したらその数倍？
分からないけれど、スープに、
カルトとは比べ物にならないくらいの毒物が入れられているのは確かだ。
キキョウ「あらいやねぇ。効いたとは
言わせないわ。長女のあなたが
そ̀れ̀し̀き̀の毒で…」
それしき…ね。
たしか0.1mgでも服毒すると死ぬくらい
の毒だった気がするんだけど…？
幼い頃から服毒させられてきたため
致死量の毒物くらいじゃ我々
ゾルディック家には効かない。
でもこれ、凄く舌が痺れるし、
食べられない訳じゃないけど、吐き気も凄い。
このスープが出されているのは父と私。
カルトには恐らくクサウラベニタケで、
ミルキには…あの形状、カエンタケのサラダ。
しかし、父は何食わぬ顔でスープを口に運ぶ。
やはり親父は偉大だ。
シルバ「A」
『ん…なに、父さん。それ、美味しい？』
私は心配の意を持って父に訊いたが、
父はいつも通りの顔で、
シルバ「お前に仕事だ。」
と言った。
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杏(プロフ) - 凛さん» 本当ですね。ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きます(^^) (2018年3月13日 16時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 35話目のタイトル、内容共に『気まずい』が『気まづい』になっていますよ (2018年3月12日 23時) (レス) id: 43e7e5560e (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます(^^) (2018年3月7日 20時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - そんな嬉しいこと言わないで下さいな 毎日更新ありがとうございます!! お疲れ様です! (2018年3月6日 21時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - オレンジさん» オレンジ様の応援あってです！有難う御座います！これからも頑張ります(^^) (2018年3月5日 16時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年2月28日 19時
