13.仕事は ページ15
『え？』
私は手に取ったパンを口に運ぶ。
うん…こっちには何も入ってない。
もしくは、無臭の毒物か…
シルバ「ある盗賊の暗殺依頼だ。
俺も親父もイルミも、仕事で家を空ける。
お前1人になるが、お前の実力ならば
十分だ。」
シルバ「引き受けるか？」
『盗賊なの？』
父の提案に、私の口は考える
前に動いていた。
シルバ「ああ。依頼人はデヴィッドという男。
ゾルディック家であれば誰でも良いそうだ。」
シルバ「依頼内容は盗賊団を壊滅させること。全員の死亡が確認できればそれで任務完了。」
盗賊。その言葉から連想されるのは
──────幻影旅団。
『幻影旅団…とか言わないよね…？』
沈黙が走る
思わず私の額には冷や汗が流れた
シルバ「ああ。それはない。」
シルバ「世にそこまで名は知られて
はいない盗賊団だ。だが油断はするな。恐らく念能力者がいる。」
そこまで言うと、父は私の表情を
伺うようにじっとこちらを見た。
シルバ「どうしたA。何か問題があるか？」
私は首を振る。
『別に…いいよ。承ったわ。』
カルト「…」
食事を終え、仕事へ行った父、
部屋に戻った母とミルキ。
私とカルトだけが広い食堂でぽつんと
食後の紅茶を飲んでいた。
私の斜め向かいがカルトの席。
ちなみに私の向かいはキルだったので、今は
誰も座っていない、寂しげな席と化している。
それにしてもカルトと私では会話が続かない。
いつも2人でいることは多いが、
ほとんど話しを切り出すのは私なので、私が黙るとやはり話しも続かない。
しかし、話しを先に切り出したのは
カルト「あの…お姉様」
『？どうしたのカルト』
他でもないカルトだった。
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杏(プロフ) - 凛さん» 本当ですね。ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きます(^^) (2018年3月13日 16時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 35話目のタイトル、内容共に『気まずい』が『気まづい』になっていますよ (2018年3月12日 23時) (レス) id: 43e7e5560e (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます(^^) (2018年3月7日 20時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - そんな嬉しいこと言わないで下さいな 毎日更新ありがとうございます!! お疲れ様です! (2018年3月6日 21時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - オレンジさん» オレンジ様の応援あってです！有難う御座います！これからも頑張ります(^^) (2018年3月5日 16時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年2月28日 19時
