【銀魂】浮遊感と劣等感【沖田総悟】

22.集中 ページ25

あれから三日。隊長によると捜査は進んでいるそうだった。近藤さん、土方さん、隊長の三人でずっと話し合っていた。隊士たちも三人がずっと部屋に篭っていたのを知っているようで心配している。勿論私も例外ではない。前までは心配なんてした事なかったのに……ここに来て明らかに私は変わっている。とても良いことだと思うのに何故か心がザワザワと変な音を奏でる。


大丈夫だから……と自分に無理矢理言い聞かせた。








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もう皆が寝静まる頃、私は目を覚ました。私が毎晩している用事をこなす為に起きたのだ。ここ最近沖田隊長に邪魔されていたので深夜にする事にした。まあ、毎日しなくても良いのだけれど……何故かしないと落ち着けない。自分に向き合えるからだろうか。取り敢えず魔力を少し出している時は気持ちがいい。


こそって部屋を抜け少し蒸し暑い外へと出る。今日は一段暑苦しい。面倒臭いからここでしよう、と縁側に座り呪文を唱える。


手を出しその上に魔力を注ぐ感じで。ゆっくりと淡く光っていくこの感じが凄く好きだ。そして、目を閉じ集中する。




ガタ、と何かが動いた音がし慌てて魔力を込めるのをやめる。パッと音のした方を見ると何もなかった。念の為と魔法で辺りを見廻すが何も居ないし、無かった。だが音はした。これを見られてはやばい。


私は急いで部屋へと戻った。

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