16.一瞬で ページ19
薄暗い路地を進むとすぐに目に入ったもの。三人の屈強な男達に囲まれている女の子がいた。どこかで見たような顔だな、と思ったがすぐに分かった。この街に来て最初に絡まれた男達だった。
「あいつら…」
隊長も気付いたようで苦い顔をしている。これはもう捕まえないとほかの被害者が出てしまう。
隊長と目を合わせお互いに頷く。私が出ていこうとしたら隊長が先に出てくれた。
こういう所は優しいんだから…。
「おいおめェら。懲りずにまたナンパしてんのかィ」
あの時と同じように怠そうに話しかける隊長。
その後から少し顔を出した。男と目が合う。その瞬間またあの気持ち悪い笑顔を見せた。
本当に気持ち悪い。
「なんだあの時の嬢ちゃんか。」
「それよりおめぇらまた懲らしめられなきゃ分かんねぇようだねィ」
私の前に立ってくれる隊長。素直にありがうございます、と心の中で言う。
思ったより私は臆病で隊長の隊服の裾を掴む。
これで怖さは紛れる訳もないが自然に、何故かしてしまった。
「見てくれよこの子も上玉だろ。まあ嬢ちゃんには敵わねえがな」
そう言い女の子の首に刀を添わせた。
最低だ。
女の子は怖さに涙を流していた。
私たちが一歩でも動けばその刀を引くだろう。私は動けないでいた。
その時隊長が私を少し後ろに押した。今まで掴んでいた隊服の裾を話した途端隊長が消えた。
「え…」
少し声を漏らしてしまい、前を見るといつの間にか男が倒れていた。あの一瞬で間合いを詰めて男を倒したのだ。凄い所ではない。神業と言っても過言ではないだろう。
そのまま他二人も倒してしまった。
私はただ見ていることしか出来なかった。
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その後、警察を呼び男達を逮捕し、女の子を家に帰した。
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抹茶(プロフ) - おかゆです。別のアカウントからコメントしてます<(_ _)>パスワードが分からなくなってログインできなくなりました。頑張ってはいたのですがやっぱりできず……。気が向いたらこの抹茶アカウントで投稿するかもしれません。そのときはよろしくお願いしますm(__)m (2019年7月24日 1時) (
レス) id: a70fe719c0 (このIDを非表示/違反報告)
秋音(プロフ) - 夜空 星月さん» ありがとうございます！元気でます(*´ω`*) (2018年6月19日 21時) (レス) id: 5561946052 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 大丈夫ですか、地震！私のところは揺れなかったんですが、ご無事のようでなによりです。お怪我に気をつけてくださいね。 (2018年6月19日 20時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかゆ | 作成日時：2018年6月18日 1時
