【銀魂】浮遊感と劣等感【沖田総悟】

13.いつもすること ページ16

二人仲良く並んで座り、私たちは仕事をした。
沖田隊長はやれば出来る子らしく、私より早く多く仕事を終わらせた。残りは隊長の仕事に埋まって出来なくなった私の分。それを残して部屋を去っていた隊長。許さん。


出来る人って言うのはなんと腹立たしいのだろう。私が一生懸命あんたの仕事をやっていたの言うのに…。少しぐらい手伝ってくれても良くないか、いや、いい筈だ。誰も文句言うまい。


クソ野郎、とお口は悪いがそんな思いで仕事を終わらせた。


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夜、いつもの如く屯所の庭の影に隠れてしている事がある。魔法の練習というか私の中にある魔力の根源との会話と言うか。説明は上手くできないが取り敢えず日課がある。

それでそれを脅かそうとしているのがまたこの男。沖田総悟だ。

男にしては可愛らしいお顔をしていらっしゃる隊長だが中身は本当の本当にクズなので要注意人物である。


いつも通りの時間にいつもの場所に行くはずだったのだが、隊長が私の部屋へ遊びに来た為できないでいる。最近凄く絡んでくるけど何をしたいのかが分からない。仲良くしてくれるのは全然良いのだけれど……。


「隊長。この夜に何か御用でも？」


恐る恐る聞いてみる。私にしては頑張った方だ。



「…風呂。」

「……あ、ああ。了解です。」



少しばかり機嫌が悪そうな沖田隊長。何かあったのかな。

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